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“medibaに戻る”という決断。再入社を経て、広報で叶えた想いとは

「私の仕事はここに繋がっているんだ」と納得したい。
2016年に新卒採用でmedibaへ入社し、一度退社するも2019年に再入社をした、初鹿野 さとみ(はじかの さとみ)。ディレクターから広報へとmedibaでのキャリアを積んでいた初鹿野が、一度退社した経緯とは。退社後に感じたこと、再入社して叶えた“想い”とともに語ってもらいました。

初鹿野 さとみ | Hajikano Satomi
広報
2019年mediba中途入社。コーポレート本部総務部 総務・広報グループに所属し、広報を担当。ブランディングの促進や自社のステークホルダーとの円滑なコミュニケーションのため、プレスリリースやメディアリレーションなどの対外的な広報活動をはじめ、『mediba+』『コーポレートサイト』などオウンドメディアの管理・運営、ガバナンスに関わる広報の危機対応やCI/VI管理など、広報領域全般を担当する。


全体像が見えないもどかしさから外の世界へ

——2016年に新卒で入社し、一度退社したそうですね理由はなんだったのでしょうか。

入社当初は、サービスの管理・運用に関するディレクションを担っていたのですが、部分的な業務ゆえに見えないことが多くて。 クライアントが描くサービスの全体構想から紐解き、「私の仕事はここに繋がっているんだ」と納得したい、と思っていました。

その後、ジョブローテーション制度※を使い、立ち上げ段階の広報部に異動。当時の社長から「より全体像を捉えやすいのでは」との勧めがあったことも後押しになりました。

※ジョブローテーション制度
当時medibaに設けられていた新卒入社者向けの制度。本人の希望を踏まえ、入社から5年以内に、1回以上職域変更を伴う異動を行っていた。(エンジニアを除く)現在は全社員対象に、キャリアプランシートや社内複業制度などへ形を変えている。

ただ、新設間もない部署で“medibaの広報”から定義が必要な状態。『mediba+』の主担当を任されたものの、目先の業務をこなすことに精一杯で、将来を考える余裕もなく……。このままではいけないと感じ 、外の世界へ出る決意をしました。

——再入社のきっかけは何だったのでしょうか。

転職先では、広報、営業、CSと職種を超えて多くのことを学びました。ただ、広報をつきつめたい気持ちが強く、さらなるステップアップを目指して新しい就職先を探していました。
そんなときに、medibaの元上司からメッセージをもらったんです。「いま広報を募集中なんだけど1回話さない?」って。

medibaを退職後も『mediba+』や『(旧)コーポレートサイト』はたまに覗いていて、「こう運営すれば良かったかも」「こう改善したら良くなりそう」「この前(前職で)学んだことをmedibaで実践したらどうだろう」と、思うことがたくさんありました。
退社し“いちユーザー目線”に立ったことで、俯瞰的に捉えられるようになったのかもしれません。

そんな矢先にもらった元上司からのメッセージも、ご縁。悩み抜いた末、外側から見て得た気づきを実現するために、もう一度medibaへ戻ってみようと決めました。

もちろん、“再入社”への不安は大きかったです。出戻りをネガティブに受け取る人もいるじゃないですか。腫れ物に触るような接し方をされたらどうしよう、「前職でうまくいかなかったんだ」と思われてしまうかな、なんて不安で。

でも蓋を開けてみると、みんな「おかえり」と温かく迎え入れてくれました。当時の社長にも笑顔で「帰ってきたね~」と愛のあるいじりを受けて。改めて“ヒトの良さ”を感じましたね。

初のPM。私の仕事はここに繋がっている

——現在はどんな業務を担っているのでしょうか。

再入社後も引き続き広報を担当しています。主に社外広報領域を担い、medibaの認知向上やブランディングの確立を目指して会社や事業、社員についての対外的な情報発信をしています。

例えば、プレスリリースの作成・配信をはじめ、他社メディアとの関係構築や取材交渉、『コーポレートサイト』『mediba+』といったオウンドメディアの管理運営などを行っています。また、自社ブランドを守るためのCI/VI※管理や有事の際の危機対応も広報業務のひとつです。

※ CI:Corporate Identity (コーポレートアイデンティティ)
企業文化を醸成し特性や独自性を統一されたイメージやデザイン、わかりやすいメッセージで発信し社会と共有することで存在価値を高めていく企業戦略のひとつとされる。
※ VI:Visual Identity(ビジュアルアイデンティティ)
企業やブランドの価値やコンセプトを目に見える形にし、視覚を通してブランドメッセージを伝えるデザイン要素のこと。

——これまでの業務のなかで印象に残っているものを教えてください。

コーポレートサイト』のリニューアルでプロジェクトマネージャー(以下、PM)を務めたことです。

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初のPMで不安もありましたが、“コーポレートサイトのリニューアル”はmedibaを外側から見ていた時期に「実現したい」と思ったもののひとつ。チャンスだと感じましたね。よりよいプロジェクト推進を目指して、自ら社内開催のPM研修(外部講師を招待)に参加し、プロジェクトを先導するいろはを学びました。

PM研修後の報告会に参加する初鹿野

どのタイミングで、誰に、何の承認・確認を取ればいいか。
経営層、事業担当者、ディレクター、エンジニア、デザイナー、エディターをはじめ、多くの社員と協働したため、プロジェクト中は全体を見据えた進行管理に苦戦しつつも、各担当者への情報の先出しで円滑さを保ちました。

また、全社員にプロジェクトを“自分ごと化”してもらおうと、月に一度『meidbaコーポレートサイトリニューアルPJ通信』を全社向けに発信。メンバーごとの持ち回り制で進捗を公開しました。

『meidbaコーポレートサイトリニューアルPJ通信』

プロジェクトを通して、さまざまな役職、職種の社員と協働し、medibaのMissionや事業方針、社風を踏まえた「medibaらしさ」を追求、再確認することができました。完成した『コーポレートサイト』を見たときは、meidbaを外側から見ていた時期の“想い”が叶った、感慨深さが込み上げてきましたね。

「medibaらしさ」を追求したおかげで会社の根幹や全体像がより明確になり、他社メディアへのアプローチをはじめとした社外広報活動にも、より自信を持って取り組めるようになっています。やっと、本当の意味で「私の仕事はここに繋がっているんだ」と納得感を持って仕事ができるようになったのかもしれません。

外側を経験したからこそ、寄与できる“何か”

——外側から見て得た“気づき”を着々と実現していますが、今後はどんなことに挑戦したいですか。

挑戦したいことはふたつあります。ひとつ目は、社内広報領域にも取り組むことです。ハイブリッドワーク導入後、社員一人ひとりの多様な働き方が尊重できるようになった反面、社内コミュニケーションは減少。帰属意識の低下に繋がりかねないと、課題を感じています。

一度他社を経験した私だからこそ、社内広報活動で寄与できる“何か”があるのではないか。まずは社員が求める情報や社員に知ってほしい情報を整理し、社内全体でうまく循環する仕組みを作りたいと考えています。

ふたつ目は、広報の仲間を増やすことです。現在、広報の主担当は私ひとりなのですが、ひとりでできることには限界があると感じています。“広報の魅力”を発信することで仲間を増やし、チームとしてmediba広報のできる領域を広げていけたらと思っています。

おまけ! 初鹿野のちょこっとメモ

ここまで読んでくださりありがとうございます!
最後にもっと初鹿野を知ってもらうべく、さらに3つ質問をしてみました。

Q1:好きな食べ物は何ですか。
A:かき氷が好きです。季節問わずお休みの日はいろんなかき氷屋さんに行っています。おすすめは武蔵小山の「はいむる」です。(ラーメンも美味しいですよ!)

Q2:行ってみたい場所はありますか。
A:知床半島に行きたいです。大学生時代は北海道にいたのですが、行きたいと思い続けて結局行けてなかったなぁ…といま思い出しました。

Q3:趣味を教えてください。
A:「セパタクロー」という東南アジア発祥のスポーツをやっています。運動不足解消に最適なので興味がある方はぜひお声がけください!

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📝編集後記

medibaの信用・ブランド価値を守ることはもちろん、ウェブアクセシビリティやさまざまな立場からの受け取り方を踏まえ、いつも丁寧に『mediba+』の記事をチェックしてくれる初鹿野。そうした姿勢は、一度“ユーザー目線”になった経験が大きく影響しているのかもしれない、と感じました。
今後の活躍にも目が離せません!


2023年入社。趣味はカメラと企画展巡り。マンガをこよなく愛しています。記事を通して、medibaの魅力をたくさん感じてもらえたら嬉しいです🌷


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