【HAPPYの秘訣】エンジニアとアジャイル、二軸で目指す最適なものづくりチーム
個性豊かなmediba社員の魅力をお伝えする企画「HAPPYの秘訣」。
今回は、イベントや勉強会を精力的に開催しているエンジニアの森竹 泰文(もりたけ やすふみ)。当ブログで紹介した読書勉強会「ザッソウ de ABD」や新井剛氏を招いたイベントのほかにもさまざまな会を企画・運営しています。
ただ、初めは苦労や悩みも多かったそう。どのようにして乗り越え、何を得たのか。業務と並行して取り組みを続ける森竹に話を聞きました。
初めは誰でも初心者
――今日はイベントや勉強会などの取り組みについて伺いたいのですが、先日も地方創生について考えるイベントをmedibaに招待して開催していましたよね。いつごろから積極的に取り組むようになったんですか?
森竹 きっかけは「BIT VALLEY -INSIDE-」という渋谷界隈にオフィスを構える企業による合同勉強会のコミュニティです。「Agile Japan 2018」の懇親会で知り合ったメンバーで立ち上げたコミュニティなんですが、その第2回をmedibaでやろうということになり、2018年10月開催の企画から事前準備、当日の運営までを初めてやりました。
――イベントはどのような内容だったんですか?
森竹 テーマは毎回変わるんですが、そのときは社長の江幡に「企業におけるOpen Innovationの取り組み」を、当時『au Webポータル』の開発責任者だった尾野に「ポータルサイトのフロントエンドの仕事」について話してもらいました。それが第1部。第2部は参加者も含め6名でライトニングトークを行う、というものでした。
――初めての運営はいかがでした?
森竹 やっぱり難しかったですね。イベントや勉強会に参加したとしても自分でやったことはなかったですし、ましてそういうことを考えたこともなかったので。当日は司会進行もやったんですが、60人ほどの参加者の前で話すのはすごく緊張しました。事前準備では、スケジュール調整やテーマ決めなど、スムーズに進まないことも多く簡単ではなかったですね。
でも、多くの参加者との交流は、新しい価値観や世の中の動きを知るいいきっかけになり、とても刺激的でした。
――なぜ運営側をやってみようと?
森竹 完全に『カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで』(以下、『カイゼン・ジャーニー』)がきっかけですね。それまではインプットを大事にしていたんです。勉強会やセミナーに参加して、知識を蓄えて技術を高めればいいと思っていたのですが、考え方が変わりました。アウトプットをすることで学ぶことも多い、そのためには自分から行動して、人に伝えないといけないことに気づかされたんです。
『カイゼン・ジャーニー』との出会いと「BIT VALLEY -INSIDE」の話があがるタイミングが重なったので、自然な流れで挑戦できたんですよね。
今のmedibaにはアジャイルが必要だ!
――森竹さんが関わるイベントでアジャイル開発に関するものが多いのも『カイゼン・ジャーニー』の影響でしょうか?
森竹 そうですね。medibaはものづくりカンパニーとして『au Webポータル』や『auスマートパス』、『auゲーム』、さらにこれから立ち上がる新規事業、これらのすべてで自分たち主導のものづくりを進めていかなくてはなりません。よりよいものづくりができるチームのために、アジャイル開発が必要だということを、本を通して学びましたし、日々の業務の中でも感じています。
ただ、まだまだ社内に広く浸透していないので、そこを意識してイベントや勉強会に取り組んでいます。
――手応えは感じていますか?
森竹 少しずつですが、浸透してきている実感はあります。アジャイル開発はエンジニアだけのものじゃないんですよね。僕自身もテクノロジー以外にビジネスの視点で考えられるようになった経験があるので、エンジニアじゃない人が参加してくれているのはうれしいです。
エンジニアリングとアジャイルの二軸で
――課題はどうでしょう?
森竹 組織全体で見たらまだまだですよね。イベントや勉強会での浸透には限界があるので、もっと全社的な動きになる何かをしないと、全体的なボトムアップは難しい気がしています。コツコツ続けていきながら、その“何か”につながるアクションを起こしていきたいですね。
あと個人的には、アジャイルの割合が大きくなってエンジニアとしてのインプットが少し弱くなっているので、技術面を改めて強化していきたいですね。
テクノロジーは日々変化しているので、何もしていないと市場価値はどんどん下がっていってしまいます。技術書を読んで、新しいツールをどんどん使ってスキルアップしていく。エンジニアリングとアジャイル開発の二軸をバランスよく両立していきたいと思っています。
――森竹さんが実現するものづくりに最適なチームづくり、楽しみにしています!
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