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【創立記念企画】社長と取締役が語る、medibaの現在とこれから

2023年12月6日にmedibaは創立23周年を迎えました。
 
日々取り巻く環境が変化する中でmedibaはどのように変化しているのか、どのような未来に向かうのか。代表取締役社長の新居 眞吾(におり しんご)と取締役の丹野 豊(たんの ゆたか)に聞いてみました。


コミュニケーションで培った関係性


−−新居さんがmedibaの代表取締役社長に就任されて1年半。おふたりは就任前に面識はありましたか?

丹野:新居さんはKDDIの役員・本部長をされていたので、もちろんお名前は存じていましたが面識はありませんでした。

新居:業務面でmedibaとの付き合いは深く、当時丹野さんもmedibaにいらっしゃったと思いますが、直接お会いすることはありませんでしたね。
 
−−現在のポジションに就かれてからなのですね。いまはどのような印象を持たれていますか?
 
丹野:社長就任時の挨拶でもお話しされていましたが、”合理性”を大切にされる方ですね。とくに経営の意思決定を求められる場面でそれを強く感じています。
 
新居:丹野さんは話しやすい方だと思っています。口が堅いので建前を言う必要がなくて、本音で話せます。

−−なるほど。普段はどのようなコミュニケーションをとっているんですか?
 
新居:業務に関する話はもちろん、お互いの共通点として双子の子どもがいるので、子どもや家族の話をすることもあります。
 
丹野:新居さんが社長にご就任された昨年から、medibaのオフショア開発パートナーの「Vietlink」があるベトナムと、支社の「seasorize」がある沖縄への出張にご一緒させていただいて、リアルでコミュニケーションを密に取れる機会は多かったです。

medibaを持続的に成長させるため、打ち出した新方針


−−medibaの新しい方針を「課題解決企業」とした背景はなんだったのでしょうか。
 
新居:medibaを今後も持続的に成長させるためです。既存の主力事業であるメディア事業とKDDIからの受託案件を継続するだけでも一定の売上利益は確保できますが、今後も成長していくには別の事業に力を入れていく必要があると考えました。
 
就任後に全社員と1on1(※)を実施して生の声を吸い上げて、検討を重ねて出た答えが"課題解決"。その理由は、『auスマートパス』や『au Webポータル』など、これまでKDDIの大規模サービスを運用して培った開発力や知見、リソースなどのノウハウを活用できると思ったからです。これは他社と差別化できる点であり、medibaの強みのひとつです。
※ 記事はこちら:「新社長、medibaの全社員と“1on1”をやってみた」

−−なるほど。社歴の長い丹野さんはこれまで多くの方針を見られてきたと思いますが、今回の方針に対してはどのような印象を受けましたか?
 
丹野:年を追うごとに変わりゆくmedibaを取り巻く環境を意識した客観的な視点が入っていると感じました。課題解決に解を見出した視点も、KDDI本体の新規事業および多くのグループ会社の経営に携わってきた新居さんだからこそあったのかと。私は約20年間medibaに在籍していますが、気づかぬうちに視野が狭くなっていたことに気づかされます。
 
−−方針として「課題解決企業」を打ち出してなにか手応えは感じていますか?

丹野:感じられています。すでに実績として、KDDIの新たな部門やKDDIグループ企業との取引を増やすことができています。というのも、課題解決企業としてグループ内にアプローチをしていく中で、medibaのノウハウを活用して解決できる課題が数多くあることに気づきました。現時点の取引数はまだ多くはありませんが、着実に前進しています。

−−課題に感じていることはありますか? 

新居:「課題解決企業」というワードが社内全体に浸透しきっていないことです。一方で就任時から発信してきた「持続的成長」は多方面で耳にすることが増えたので浸透してきています。社員のみなさんには「持続的成長をするために、我々は何をすべきなのか?」を意識していただきたいです。私ができることとして、全社会や中期経営計画など、全社員に向けて発表をする場で積極的に発言していこうと思っています。

目指すは、KDDIグループで一番存在感のあるインターネットメディア企業


−−おふたりが望む、未来のmedibaとはどのような姿ですか?
 
新居:KDDIグループの中で、一番存在感のあるインターネットメディア企業になることです。インターネット上で何かしらの課題が出たときに「とりあえずmedibaに相談してみよう」と思われることが理想です。

丹野:将来的には、KDDIグループの中だけでなく、社会全体から評価をされること。その成果指標のひとつとして、業績を継続的に上げていくことがポイントになると思います。
 
−−未来の姿に向けて、今後力を入れていくことは?
 
新居:社内に向けてやることと、社外に向けてやることのふたつがあると思います。
 
社外に向けてやることはmedibaの業務内容と実績をアピールしていくこと。KDDIグループ内にインターネットメディア企業はいくつかありますが、その多くはひとつのメディアに特化した運営をしているので、業務内容と実績がわかりやすいです。
 
一方でmedibaは、業務の幅が広くメディアも複数運営しているのでケイパビリティ※が理解されにくいのが現状です。いまは解決に向けてアピールの手段を模索しています。KDDIグループ内での営業活動、本記事が投稿される「mediba+」やコーポレートサイトなどのオウンドメディアでの発信、マスメディアの活用、講演会での登壇など……、しっかりとした実績を作りつつ、さまざまな手段を使って社外にアピールしていきたいと思っています。
※ ケイパビリティ:企業全体の組織的な能力、他社より優位な強みのこと

社内に向けてやることは、業務品質の向上と「人材ファースト企業」に向けた環境づくり。業務品質に関しては、さきほど話した通り『auスマートパス』や『au Webポータル』など、規模の大きなサービスを運用しているため現時点でも十分高いと思います。さらに、運用体系を整備して人的ミスを減らすことで大きな強みのひとつになると思います。
 
また、人材ファースト企業としてより働きやすい環境を整備しつつ、よいものづくりを継続して行うために、人を育てる環境づくりにも力を入れていきたいと考えています。いまは、社員研修の体系化(※)と人事制度の調整に取り組んでいます。
 ※ 記事はこちら:目指すは社員の基礎力アップ。新施策「ベーススキル」とは?

丹野:そのほか、今年度から「サステナビリティ経営」の方針を定めまして、具体的な取り組みも進めています。コーポレートサイトでも宣言している通り、KDDIグループとしてのサステナビリティの実現に向けて、medibaは課題解決を通じて企業と社会の持続的成長の両立を目指していきたいと考えております。

求めることは、挑戦して受け入れること


−−mediba社員に期待することはなんですか?
 
新居:成長意欲と好奇心をもつことです。このふたつこそが新しい挑戦をするための原動力になると思っています。失敗することを不安に思うかもしれませんが、誰も責めませんし咎めることもありませんので、ぜひ何事に対しても関心を持って自主的に挑戦する姿勢をとってほしいです。会社の持続的成長を実現するためにも重要なことだと考えています。

丹野:過去のルールや慣習にとらわれないでほしいです。medibaは新卒採用だけでなく中途採用も活発なので、新しい知見を持った方と関わる機会も多いかと思います。medibaの型にはめるのではなく、その人たちの意見を取り入れて常にアップデートを続けてほしいです。
 
−−これからmedibaに入社する方に求めることはなんですか?
 
新居:さきほどの丹野さんの話につながりますが、自分の意見を臆さずに主張することです。組織をよりよくするきっかけになりますし、社員との意見交換を通じて相互理解を深められるので双方にとってメリットがあると思います。medibaは新しい意見を歓迎する姿勢があるので、遠慮せずに意見を主張してみてください。


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