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10月10日、11日はデジタルの日 medibaのデジタル活用法教えます【mediba Designers #14】

medibaのデザイナーたちが、取り組みや知見を月イチで発信していく連載企画「mediba Designers」。

第14回は、UIデザイナーの石田 有希(いしだ ゆき)によるデジタル庁主催、デジタルの日のイベントにちなんだ内容。デジタル技術を使ってどのように仕事を進め、ものづくりに活かしているのかをまとめてくれました。

▼その他の「medibaDesigners」はこちら



デジタルの日とは

10月10、11日を“デジタルに触れ、使い方や楽しみ方を見つける日”として2021年に創設。「#デジタルを贈ろう」をテーマに、「人に優しいデジタル社会」の推進を目指す。

公式サイト:デジタルの日ホームページ

medibaで仕事をする上でも、デジタルの技術は欠かせません。今回はデジタルの日に賛同した特別企画として、デザイナーたちがどのようにデジタル技術を使ってお仕事をしているかを紹介します。

社内勉強会でライトなコミュニケーション

デザイナー主催で毎週水曜の昼帯に勉強会をしています。

発表内容は持ち寄りで、デザインツールのTIPSから研修内容の共有まで様々ですが、「勉強会」といっても堅苦しいものではありません。

こんな感じでテーマとオンラインミーティングのURLを共有するだけなので、誰でも出入り自由で食事しながらの参加もOK。ナレッジ共有の場としての効果だけでなく、なかなか顔を合わせる機会が少ないメンバー同士の交流の場にもなっています。

最近ではディレクターやデータアナリストなど、デザイナー以外の参加者も増えてきたので、ここからおもしろいアイデアや連携が生まれると良いなと考えています。

こちらは便利なテクニック共有の模様。新卒メンバーからマネージャーまで積極的に情報共有しています。

ユーザーインタビューをオンラインで

medibaデザイナーの特色であるUX調査をオンライン化しました。

私たちは社内にインタビュールームを持っていますが、このコロナ禍で、被験者さまに移動などのリスクを強いてご協力いただく事はできず、思うように調査を進められない場合もありました。

そこで、オンラインミーティングツールの活用や手順書の作成など、根幹となる調査方法はそのままに、被験者さまとのやりとりなどの手段を柔軟に変えながら調査を継続して行っています。

参考:オンラインでユーザーインタビューをやってみたら、思いのほか苦労した話【mediba Designers】

オンラインでは実現が難しい手法ももちろんありますが、お住まいの地域に縛られず被験者さまのお話を伺えるようになったことは利点の一つと感じています。

また、調査メンバー以外の見学のハードルが下がったこともメリットですね。ディレクターやエンジニアたちが専門的な仕事をする前に、実際の被験者さまの操作や考えを目にする事でユーザの行動をより具体的に思い描きながらサービス開発に臨む事ができるようになっています。

オンライン/オフライン両方での進め方を体験している私たちだからこそ、さらなる環境変化の際にもサービスや調査内容にあったUX向上へのアプローチができると期待しています。

medibaのオンラインインタビューへの取り組みについて詳しくはデザインカンファレンスDesignshipでもご紹介する予定です。こちらもぜひお楽しみに!

参考:Designship

被験者さまの表情や操作、インタビュアーとのやりとりまで全て間近で確認することで、発話情報だけでない気付きを得る事ができます。

案件をシームレスにやりとり。それが沖縄でも、ベトナムでも。

案件への向き合い方も記憶ではなく記録を重視するようになりました。

medibaの沖縄拠点であるseasorizeカンパニー、ベトナムを拠点とする事業パートナーのVietlinkなど、多くの企業が関わる案件でも、オンライン化で場所にとらわれず密に連携を取ることが可能となり、より効率的にプロジェクトを進めることができています。

その際の工夫は下記のようなものですが、どれも簡単に行えることばかり。

  • 議事録を取りながらミーティングを行い、終わった後すぐに共有

  • デザイン上の仕様を別の職能のメンバーでも理解しやすい文章で記載

  • 口頭やメモだけでは伝えきれない構造とイメージはデザインシステムとプロトタイプで共有

  • わからないことはすぐにコメント等で確認

上記の方法でなら、記録が残り再度見直すことができるだけでなく確認したメンバー以外も内容を把握できます。変更箇所が記録に残り、共有忘れや最新の情報がわからなくなるなどのコミュニケーションロスも減りました。

また、やりとりを通してディレクターやデザイナー、エンジニアなど各職能の考え方を学ぶ事ができ、お互いを尊重しながら一丸となってプロジェクトを進める事ができるようになったと考えています。

デザインシステムでデザインを構造化、細かなページごとの仕様は横に記載。不明点はコメント機能で納得できるまでやりとりを行っています。

ポジティブに柔軟に、ものづくりを楽しむ

今回はデジタルの日に関連したmedibaでの取り組みを紹介しました。コロナ禍での劇的な環境の変化のみならず、デジタル技術の進化、デバイスの進化など仕事をする上で求められるスキルはどんどん変わっていきます。

それをポジティブに捉え、変化や進化を楽しみながら、一緒にものづくりができる。そんな仲間が増えると嬉しいです!


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