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「AWS re:Invent 2024」に行ってみた!エンジニア3名による海外出張座談会

2024年12月2日〜6日、アメリカ・ラスベガスでAmazon Web Services (AWS) 主催のカンファレンス「AWS re:Invent 2024」が開催されました。

毎年、世界中からAWSユーザー・エンジニア・パートナー企業が集まる大規模カンファレンスですが、medibaのエンジニアも学びを深めるために数年前から参加しています。

今年の参加者は3名。6泊8日の貴重な海外出張でどんな学びを得たのか、座談会を開催して話を伺ってみました。


参加者プロフィール

上記の写真左から
佐藤 敦紀(さとう あつき)
2019年入社のバックエンドエンジニア。担当サービスは 『Pontaパス』。

土井 淳(どい じゅん)
2017年入社のインフラエンジニア。社内向けシステムを担当。

柿本侑毅(かきもと ゆうき)
2022年入社のバックエンドエンジニア。『プラメクイズ』など『+メッセージ』関連サービスを担当。

medibaエンジニアが「AWS re:Invent」に行く理由

——費用も時間もかかる海外出張で「AWS re:Invent」に参加する目的は何でしょう?

土井:AWSが主催する世界最大級のイベントなので、最新の情報や技術トレンドを目の当たりにすることができます。medibaでは私が入社する前から毎年数名のエンジニアが行っていて、当初は最新技術の調査が目的でした。

ただここ数年は、技術的な情報の多くがオンラインで拾えるようになったこともあり、現地で社外のエンジニアと交流して技術に対する理解を深めたり視野を広げたり、またエンジニアのモチベーション向上することなども目的になっていると思っています。

——参加メンバーはどのように決まるのですか?

佐藤:明確な基準が設けられているわけではないのですが、所属部署や担当プロダクトなど、medibaの事業へどれだけ貢献できたかは大きなポイントになっています。

柿本:周囲からの推薦もあると思います。私の場合は、この1年でAWSの資格を5つ取得※したことも今回の参加につながっているのではないかと思っています。

※柿本が持つ資格。うち上位5つを2024年に取得
AWS Certified Advanced Networking - Specialty
AWS Certified SysOps Administrator - Associate
AWS Certified Data Engineer - Associate
AWS Certified Developer - Associate
AWS Certified Solutions Architect - Associate
AWS Certified Cloud Practitioner - Foundational

——毎年何名くらいが選ばれるのですか?

土井:予算次第ですが、1〜3名ほどですかね。今年は3名で行きましたが、じつは佐藤さんだけは航空券代やホテル代など一部実費で行ったんですよね。

佐藤:そうなんです(笑)。去年の「AWS re:Invent」は会社から行かせてもらったんです。そのときの経験がすごくよかったのでもう一度行きたいと思って……、でも枠も限られていて、まだこのイベントを経験したことがない社員を優先したほうがいいと考え、今年は自分で参加しました(笑)。

交流!交流!交流!現地だから生まれる横のつながり

——「AWS re:Invent」に参加してよかったことはズバリ何でしょう?

佐藤:世界中から集まるエンジニアと交流して、横のつながりができることです。ラスベガスの街全体が会場になって参加者が行き交っているので、食事をしていても歩いていても、近くにいる参加者と自然にコミュニケーションが生まれます。

土井:英語があまり話せないので、ほとんどが日本のかたとの交流だったのですが、それでもかなり多くのかたとつながることができました。いま数えたら、3人で92社の方々と名刺交換していますね。

柿本:僕も英語が得意ではないのですが、英語での交流にチャレンジしてみました。その場にいる人で即席のチームを組んでAWSソリューションの実装スキルを競う「GameDay」で海外の人とチームを組んでみたのですが、やっぱり英語ができたほうがより楽しめますよね……。

技術的な学びを得ることが本質だと思うので、日本のかたと濃密にコミュニケーションを取ることも心がけましたが、今後英語の勉強はしたいですね。結果として英語を学ぶモチベーションが上がったことも、今回参加してよかったことだと思います。

「強化合宿」のような濃密な学びの場

——交流というと、どういう話題で会話するのですか?

土井:普段の業務内容やイベント参加目的、仕事でのお困りごとを話し合ったり、参加したセッションについて盛り上がることもありました。

佐藤:技術共有はその場でももちろんできますし、帰国後のコミュニケーションが広がることにもつながるので重要ですね。

柿本:僕は連日GameDayに参加していたのですが、終わったあとにコミュニケーションを取ることが多かったです。内容については公開が禁止されていて解説があるわけでもないので、疑問は参加者同士でその場で会話して解消するしかないのです。

——技術的な学びの場としても有効でしたか?

柿本:「GameDay」では、その場にいる人で即席のチームを組んで行うので、ほかのかたのスキルを目の当たりにしながら実装を学べたことも大きかったですね。

土井:私は「GameDay」にはあまり参加せず、「セキュリティ」をテーマに新しいサービスやトレンドについてのセッションを回っていたのですが、いますぐmedibaに導入できるかどうかはべつとして、AWSサービスの実際の開発者からベストプラクティスを学べたのは刺激的でした。

佐藤:2024年の発表はAI関連のものが多かったですね。medibaに取り入れられるかについてはビジネスの知見も必要なので私では判断できなかったのですが、今回得られた生成AIに関する知識は、今後の提案材料として必要なものだと思っています。

柿本:もうひとつ学びの面で個人的によかったのは、集中する環境があったことです。いつもやっている友人とのオンラインゲームは時差の関係でできませんし、なにより周囲にAWSのモチベーションが高い人ばかりなので、その日の学びを夜通し話すという充実した経験ができました。

佐藤:「強化合宿」みたいな感じはありますね。普段は仕事の合間にしかできないインプットを四六時中できる環境ですし、情報量も5日間では吸収しきれないほど多いですからね。

土井:情報自体は後日Webで見れますが、交流があるからこそ得られる発見や深められる知識があるので、現地に行く意味は大きいですね。

海外出張が視野を広げるきっかけに

土井:あと、柿本さんとじっくり話すことができたことも収穫でした。普段の業務の中では、長い時間じっくりと会話する機会は少なかったのですが、今回の滞在先のホテルのラウンジで、いまの業務のことや会社のことを話し合い、社内のメンバー同士も関係が深まったと思っています。

柿本:6泊8日でたくさん会話しましたね。海外というと不安もありますが、社員の方と行くので意外となんとかなる。最初の不安よりも持ち帰るものがはるかに多いイベントでした。

佐藤:単純に気分転換にもなりますし(笑)。PCの画面と向き合ってひたすらコードを書く生活から一転、1週間海外でさまざまな人と交流するというのは、広い視野を持って仕事をしていくためにはこれ以上ない有効な方法だと思っています。

今回出張に行ったメンバーはここで得た学びを社内共有しつつ、若手エンジニアが今後もこの経験をできるようにつないでいきたいですね。


medibaのエンジニアによるアドベントカレンダーでも、「AWS re:Invent 2024」に参加して得た学びをまとめた記事を発信しています。ご興味がある方はぜひこちらもご覧ください!


mediba+編集部 組橋信太朗のプロフィール画像
2017年中途入社。カレーとチャイと植物観察が好きな二児の父。「medibaのここがなんかいい」を言葉にして伝えられるようにがんばります

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