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【ホンレコ!】3冊目『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』

mediba社員が実際に本を読んで得た“学び・気づき・感動”を、自分と同じく求めているであろう方たちへお届け。本のレコメンド、略して『ホンレコ!』。

3冊目のレコメンダーは、au Webポータルで日々ニュース編成業務にあたる入社5年目の社員が担当します。心理学に懐疑的だった彼だからこそ、読んで得られた“学び”とは?


今日のおすすめ図書

『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』
(著)岸見 一郎/古賀 史健
ダイヤモンド社

こんなあなたに

  •  活字は苦手。会話が楽

  • 心理学アレルギー

  • 悩み解決のヒントが欲しい

レコメンダー
ニュース編成 平田

どんな本?

心理学者であるアルフレッド・アドラーの思想を対話形式でまとめています。

2019年11月時点で累計発行200万部を突破しており、現在でも多くの記事、ブログで話題となっています。

「心理学なんて胡散臭い」(過去の私)みたいなアレルギーがある人にこそ、一度騙されたと思って読んでもらいたい本です。

ここがポイント!

読みやすい対話形式

多くの悩みを抱える青年とアドラーの教えを紹介してくれる哲学者の会話で繰り広げられることから、本を読むこと自体に慣れていなくてもスラスラと読み進められます。それに哲学者の解説が明快で、こんな先生が学校にいたらもっと哲学の授業を楽しめたのにと思います。そもそもこの考え自体がアドラーの教えに反するものですが……

あなたをトラウマから「解放」

アドラー心理学は、過去に受けたショックによるトラウマなど存在しないと考えます。トラウマとは、「今の自分の目的を果たすためにこしらえるものだ」と説くのです。過去の出来事をトラウマとして今引っ張り出し、決断する。それは「未来を今の自分が決めるのではなく、過去が決めている」ということを意味すると書かれています。

今まで私はトラウマを都合よく使って何かから逃げていたのかもしれないと気づかされ、稲妻が走るような衝撃を覚えました。

過去に支配されず、今を生きる。ごく普通のことのように見えますが、意外と実行できていない人が多いのではないでしょうか。

自由とは何か

周囲の雰囲気や相手の気持ちを察して、自分の意とは違う行動をとってしまう。これまたよくある話ですよね。そしてこれは人の「悩み」の根源とも言えるのです。この本ではそのような複雑で、時に理不尽なしがらみへの対処法が非常にシンプルに書かれています。この対処法がなぜ有効なのかという論理的な説明には拍手せずにはいられない気持ちになります。

最後に

読んでいて思ったことは、ストレス社会とも称される現代において、アドラーの教えは多くの人々を心理的に助けてくれるんじゃないかということです。人間の悩みの本質をつかみとり、シンプルで明快な対処法を突きつける。そして未来への勇気を与えてくれる。そんな本だと感じました。何か自分に窮屈さを感じたり、なかなか抜けられない悩みを抱えたりしたときにこの本を手にとってみたら、状況を一変させるきっかけをつかめるかもしれません。

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