入社して4ヶ月で出社はたった2回 medibaデザイナーの働き方【mediba Designers #05】
medibaのデザイナーたちが、取り組みや知見を月イチで発信していく連載企画「mediba Designers」。
第5回はUIデザイナーの石塚 圭(いしづか けい)。今年の5月に中途入社した石塚ですが、5月というとテレワークの真っ最中……。いままでにない入社時の環境の中、キャリアのあるデザイナーは何を考えてどう行動したのか。
改めて言語化して振り返ると、働く上で大事なことが見えてきそうです。
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こんにちは。お酒が大好きな、UIデザイナーの石塚です。
madibaには2020年5月に中途入社をして、4ヶ月が経過しました。その4ヶ月のあいだ、2度しか出社しておらず、ずっとリモートワークをしております。したがって、一度も会ったことがないメンバーと仕事をしています。入社する前は、こんな働き方をするなんて想像すらしなかったです。
もちろん入社当初は不安だったのですが、今ではこのままリモートワークが続いても意外にイケるかも!?と思っております。そう感じるまでに意識したことを3つにまとめてみました。
コミュニケーション課題はガジェットやツールで解決
リモートワークで最も意識したことは「スムーズなやり取り」でした。業務上でのコミュニケーションは課題になりがちで、しかもオンラインとなるとなおのこと。この点において、ガジェットやツールに頼ると良いと思います。
WiFiではなく、有線LANに
通話をするとき、音声がプツプツと途切れたりして、音質が悪く聞き取りづらいとコミュニケーションロスに繋がります。
またWiFiだと電波が届きづらいところがあったりして安定せずストレス。そこでインターネットを回線をスピードを上げ、接続を安定させるために有線LANに変更しました。これで通話はかなり快適になりました。
ヘッドセットを使う
通話中に生活音が入ったり、子供の声(和みますがね)が入ったりすると、議題に集中できなかったりします。
そこでノイズキャンセリングマイク搭載のヘッドマウントを購入しました。また意外にもApple純正のイヤホンのマイクがかなり調子が良くて、こちらもおすすめです。
ホワイトボード代わりにMiroを使う
通話で言葉だけのやり取りだと、認識のズレが発生しがちなので、Miroをホワイトビード代わりに利用して、画面共有しながら会話の内容を図式化すれば認識合わせ最適です。
デザインレビューはFigma上で
デザインレビューはSlackなどで文字のみでやり取りするよりも 、Figmaの画面を共有してデザインの意図を伝えながら、依頼主と一緒にデザインを作るようなやり方のほうが、効率が良いしクオリティーアップにつながります。
これは実際に合ってデザインレビューをするよりも、画面を通してなのかいい意味で遠慮がなくなるので、デザインレビューにおいては、リモートワークの方が意外と良いのではないかと感じております。
メンバーとの心理的安全を高める
実際に会ったことがない人と働くのは不安な部分がありました。また受け入れる側も同じだと思ったので、お互いの心理的安全を高くなるよう意識していました。
Slackでやったこと
Slackで意識的にやったことは、まずは顔がわかることだ大事なので、アイコンを自分の顔がちゃんと写った写真を利用しました。
またメンションの返答はなるべく早くする。返答する時間がない時は、まず絵文字を使ってリアクションをしてちゃんと見ていることを伝えます。ここにちゃんと居ますよと伝えることによって、心理的な安全につながると思います。
雑談する時間があれば大切にする
オフィスワークでは気軽に雑談することができますが、それがリモートワークだと意外と難しい。
だからこそ雑談するタイミングがあったら、大切にするべきです。そこでは、なるべく自分をオープンして個人的な話をすることが大事で、これは「あなたを受け入れます」という気持ちを伝えるアピールになります。自分は好きな音楽の話をしたら、メンバーの方も知っていて、その話題でちょっと盛り上がりました。こういうのとても大切だと思います。
また雑談するきっかけ作りのため、チームで共有する日報などあったら、DDI(どうでもいいこと、の意)を書いてみることもいいかもしれません。
不確実性を解消していく
オフィスワークとリモートワークを比べると、明らかに情報量が少なくなります。自分の中で不確実な要素をため込んでいくと、身動きが取れなくなってきます。
したがって、なるべく不確実な要素を無くしていくように心がけました。
すぐに質問する
わからないことは一人で抱え込んでもなかなか解決しないので、質問する習慣をつける、また質問する時間を作る、または質問しやすい相手を見つけることが大事だと思います。自分が知らない情報をあそこに行けば手に入れることができるとわかっているだけで、自分の心理的安全にもつながります。
幸い配属されたプロダクトでは、毎日朝会があって、そこで質問をする時間を設けていただいて、とても助かりました。
わからないことから手を付ける
リモートワークだとオフィスワークと違って、すぐ隣に誰かがいることがないので、わからないことがすぐに聴けることとは限りません。
これはリモートワークだけの話ではないですが、特に意識して不確実性の高い仕事を優先して進めることが自分のためにも、チームのためにもなると思いました。
最後に
リモートワークで意識したことと、具体的にやったことをまとめてきましたが、リモートワークでは難しいこともたくさんあります。
業務上で自然に発生する雑談だったり、ランチでの他部署メンバーとの交流だったり、クライアントの関係値構築だったり、そもそもオフィスで一緒に働いている感という身体性がリモートワークにはないので、仕事の達成感もオフィスに比べれば、味わいづらいかもしれません。
しかし、リモートワークでしかできないことやリモートワークのメリットを見つけて、そこは割り切って「新しい働き方をしているのだ」と楽しむ気持ちが大切だと思っております。
ということで、早く一緒に働くメンバーと飲みに行きたいと思う今日この頃です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。あなたの「スキ」がmediba+編集部の励みになります!