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多様な働き方にあわせて選べるオフィス&テレワークの環境づくり【バックオフィス特集01 総務編】

medibaがテレワークを導入して1年。その継続の裏側にあったのはバックオフィス各部門の試行錯誤でした。

「導入時の課題は? 定着させるまでに何を? 今後の取り組みは?」

そんなテレワークへの移行プロセスとこれからを掘り下げる連載企画「バックオフィス特集」をスタートします!

第1回は、総務が取り組む「働く場」の再設計。テレワーク時代のオフィスのあり方を中心に、何をヒントに議論を進め、どのような考えに辿り着いたのか。総務部部長の狩野 祐大(かのう すけひろ)の言葉を、1年間テレワークで過ごした20年度新卒の山本 在(やまもと ある)がお届けします。


コンセプト決めから場づくりがスタート

新しい働き方と場づくりにおいて出発点としたのが「Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)※」です。

※いまやるべき仕事に対して、働く人自身がいつ・どの場所で取り組むと最も効率がいいかを自分で考え、選ぶ働き方のこと。[参考] ABW エービーダブリュー|働き方用語辞典|コクヨ ファニチャー (参考ページはこちら

medibaではユーザーの課題発見から施策の検討、開発、運用・保守のすべてを社内で実施しています。ですから最適な働き方は人によって異なるのでは、という想定はある程度していました。さらに、各プロダクトの責任者に話を聞いてみると、プロダクトがおかれるフェーズによっても変化するということがわかりました。

もう少し働き方のグルーピングができると思っていたんですけどね……。ただ、それがmedibaらしさでもあるので、働く場を選べるようにすることがすごく重要だなと思いました。

考えを進めるうえでもうひとつ土台となったのが、medibaで共有する価値観であるCREDO(クレド)です。個とチーム、それぞれにおける力の発揮がMissionの「ヒトに”HAPPY”を」につながると考え、働く場所についても個とチームの2軸で考えてみることにしました。

ひっそりとしたオフィス……どう使う?

総務で課題となったのはオフィスとテレワークの使い分け方です。

現在はテレワーク勤務が基本で、オフィス出社率は3~5割以下(感染状況により上限を調整)におさえています。

もともと400人弱が利用できるオフィスだったので、出社した人がポツンポツンと席を使うことになりますよね。偶然のコミュニケーションを楽しむ姿も見かけられなくなりました。

賑わっていたころを知っているだけに、ひっそりとしたオフィスはやっぱり寂しいんですよね。

どこか寂しい雰囲気の執務スペース。この日も社員はまばらに座っていました

課題解決のヒントとなったのは、他社の総務担当との会話でした。2019年のオフィス移転計画のころから、各企業の総務担当が集まる勉強会に参加していたんです。コロナ禍での場づくりでも、同じ悩みを持つ彼らと意見交換できたことはずいぶんと役立ちました。

オフィス再設計のキーワードは「熱量の共有」

そんな社内外での議論を経て、いま私が考える「働く場」の構想を少しお話させてください。

はじめに個人のワークスペースについて。

必要なのは「集中できる環境」ですよね。メインで活用していくのはテレワークになると思いますが、自宅に集中できる環境を構築しにくい人にはオフィスの執務スペースを活用してほしいですね。さらに、自宅でもオフィスでもない場所をワークスペースとして活用することも併せて検討するつもりです。

余っている個人用スペースがこんなに。チーム用スペースへ再設計したいところ

つぎにチームのワークスペースについて。

そこでのキーワードがメンバー同士の「熱量の共有」です。施策のキックオフやプロダクトのフェーズが切り替わるときに大切にしたいのって、お互いに熱くなれるような環境じゃないですか。

オンライン会議ではまだ実現できないと感じているので、そこはやはりオフィスの役割なんだろうなと思っています。それも机と椅子がキレイに並んでいるよりは、円になって集まって、思わず周囲の人も参加したくなるような雰囲気が生まれる空間にしたいですね。

21年度はこの構想をもとに本格的に再設計を進めていく1年になると思います。

アイデアはいろいろとありますけど、実際に社員の皆さんに刺さるかはわかりません。でも、まずはやってみてトライアンドエラーを繰り返したいですね。それがmedibaらしいやり方だなって思います。

「熱量の共有」では、いまは使われていないこうした場がカギになるかも?

「仕方なくやる」から「自分で選ぶ」へ

この記事を書いている私はテレワーク開始と同時に入社しており、オフィスで働いたことはわずか十数回。テレワークが当たり前で、どういうときにオフィスを使えばよいのか考えることも難しくなっていました。

でも、お互いに熱くなってミーティングできるオフィスは想像するだけで魅力的。「そんなオフィスなら使いたいな」と思うようになりました。また、仕方なくテレワークするのではなく、自分の仕事に合わせてテレワークやオフィス出社を選ぶ働き方をすれば、モチベーションも変わってくることに気づきました。

これからの動きが楽しみな「働く場」の再設計に、今後も注目していきます!


medibaではバックオフィスの社員も一緒になってものづくりに取り組んでいます。
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