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教えて23新卒!就活の振り返りと配属後のいま#3【バックエンドエンジニア&コーポレートIT】

medibaに23新卒が入社して早4ヶ月。約1ヶ月の全体研修、各部署への配属から約3ヶ月……というこの時期だからこそ語れる、入社前後の理想と現実もあるのではないでしょうか。そこで本記事では、23新卒がどんな就活を経てmedibaに入社し、配属後はどんな業務を行なっているのか、そんな23新卒のリアルな実態に迫りました!

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第3回は、コーポレートITの宮崎 皓美(みやざき ひろみ)とバックエンドエンジニアの田中 華穂(たなか かほ)。同じテクノロジーセンター配属で、まったく異なるいまを過ごすふたりのリアルをお楽しみください!


どんなに苦手なことでも誰かのためなら頑張れる

——まずは学生時代のお話から聞かせてください。就活をするなかでなぜmedibaの選考に進もうと思ったんですか?

medibaとは就活イベントで出会い、後日面談をしました。面談では、緊張しながらも人事に私の想いを伝えると「縁の下の力持ちだね、コーポレートIT※に向いてると思うな」と言ってくれました。

※コーポレートIT:コミュニケーションにおける生産性などのコスト効率を最適化し、全社のイノベーションを加速させるために SaaS や端末に関わるプロセスの自動化などを目指す職種。

私は身近な人をHAPPYにするのが好きなんです。でも、対価がほしいわけじゃなく、そういう気質、気遣いするのが好きなんだと思います。コーポレートITは、そんな私にぴったりの職種だと感じました。

——就活のなかで心掛けたことはありますか?

具体的な経験から想いを伝えていました。「人をHAPPYにしたい、それが原動力なんだ」という想いは本物ではあるものの、かなり抽象的ですよね。

よく伝えていたのは、大学のテスト期間での経験です。私も友達も苦手な分野がテスト範囲に入ってしまい、みんなで困り果てていました。ただ、そんなときにこそ力が湧いてくるのが私なんです。友達に「明日までに勉強してくるから、教えるね」と言い、猛勉強しました。

私は、どんなに苦手なことでも誰かのためなら頑張れるんです。苦手な分野もみんなが笑顔になるなら勉強してこようって。もちろん翌日は宣言通りみんなに教えて、揃って単位を取ることができました。

他部署の先輩の言葉で気づいた、周囲を頼るということ

——2023年5月からテクノロジーセンターに配属されましたね。現在担っていることを教えてください!

配属されたのはエンジニア10グループ(情報システム部門)で、グループとしては社内システムの管理や運用、ヘルプデスク業務などを行っています。今回は、そのなかで私が担っている3つの業務について紹介します。

ひとつ目はキッティングです。中途入社者がすぐに利用できるよう、パソコンやスマートフォンに必要なアプリケーションをインストールしたり社内ネットワークへ接続したりしています。

ふたつ目は入社ガイダンスです。中途入社者に向けてパソコンやスマートフォンの使い方(ツールのログイン方法など)をレクチャーしています。ガイダンス中は、皆さんの緊張を少しでもほぐそうと、終始笑顔を意識したり、事前にもらう自己紹介資料の内容(趣味や特技など)を読み込んで話題を振ってみたりもしています。

ヘルプデスクの『Slack』チャンネル

3つ目はヘルプデスク業務です。社員から随時問い合わせがある、ツールの使い方やトラブルなどにチャットツール『Slack』上で対応しています。社員からの問い合わせはいち早くキャッチアップし、対応できる先輩に連絡することを心がけていますね。

問い合わせのなかで自分が対応できそうだと感じたものは積極的にもらいに行って、少しずつできることを増やしています。

——業務のなかで大変だったことはありますか?

キッティング中に差し込みでヘルプデスク業務が入り、タスクが進まない、頭の切り替えが上手くできない状況に焦ってしまったことです。手順書を見ながら慣れないキッティング作業に悪戦苦闘しているところに、ヘルプデスク業務が入り、またべつの手順書を開いて対応する……そんなことが続き、頭がいっぱいいっぱいになってしまって。

どの作業も1度は先輩からレクチャーを受けるのですが、実践でわからなくなってしまうことは多々あります。それでも自分だけで対応しようとしすぎて、逆に「どうしよう、わからない」と自分を追い込んでしまいました。

——どうやって乗り越えたんですか?

他部署の先輩と面談をしたときに相談してみたんです。すると「新卒は周囲を頼った方がいいよ」と言われて、心が軽くなりました。もちろん周囲の先輩たちからも「困ったらすぐに言って」と言われていましたが、忙しそうな様子を間近で見ているとやっぱり頼りづらくて。面談のおかげで「客観的に見て頼った方がいいんだな」と、腑に落ちました。

それからは「どう対応すればいいかわからないけど、どうしてもわからなかったら聞けばいいし、一旦調べてみよう」と落ち着いて業務に取り組めるようになりました。また以前は躊躇していた質問も、テキストではガツガツ聞けるようになりました。テキストなら先輩も時間のあるときに返信してくれるはず、と遠慮なく質問しています。

——業務のなかで嬉しかったことはありますか?

業務と業務の間に繋がりを感じると、本当の意味で理解ができた気がしてとても嬉しくなります。例えばキッティングと入社ガイダンス。初めは仕組みをあまり理解できていなかったのでガイダンスでもマニュアル通りの言葉しか言えませんでした。

入社ガイダンスで使用する資料

ただ、キッティングを通して徐々に仕組みを理解してくると、よりわかりやすい言葉に言い換えられたり、質問にも対応できるようになったんです。私自身の自信にもつながりました。

——今後の展望を教えてください!

まずは3か月後の目標として「先輩を少しでも楽にしたい」と思っています。きっかけは先輩にふと「私が仕事を覚えたら楽になりますか」と聞いたことでした。実はそれまで、業務の大半をお互いの顔が見えない『Slack』上で行っていたため、あまり「人をHAPPYにしている」実感が持てていなかったんです。

そんななか先輩に質問をすると「めっちゃ楽になるよ」と言われて。これだ!まずは先輩を楽に、HAPPYにしようと思いました。今後難しい業務を担ったとしてもこの目標を思い出して踏ん張り、ひとりでより早く業務をやり遂げられるようになりたいです。

宮崎さんの入社ガイダンスで発揮している“価値”は期待以上でした。期待と不安を持って入社する中途入社者のみなさまに“HAPPY”を届けようと、常に笑顔を絶やさず相手のことを考えて業務していた姿が印象に残っています。

また、以前“質問の仕方”についてアドバイスをしたところ、すぐに自分に取り入れて改善していて成長を感じました。今後はよりmedibaのミッション「ヒトに“HAPPY”を」を体現できるようになっていきましょう。

上司からのヒトコト:東野純

medibaに惹かれたきっかけは『360度評価』

——まずは学生時代のお話から聞かせてください。就活をするなかでなぜmedibaの選考に進もうと思ったんですか?

専門学校では主にバックエンドエンジニアの勉強をしていました。ただ、チーム開発ではフロントエンドを担当することもあったので、就活ではどちらかの職種に就ければと思いながら会社を探していました。

そんななかとあるエージェントにmedibaを勧められまずは面談をしたのですが、社風や変わった評価制度に惹かれて選考を受けることにしました。medibaには『360度評価』という、上司だけでなく同僚、部下からも評価される制度があって、おもしろい会社だなと。

きっと、社内にこの制度を不都合だと感じる人がいたら運用されていないと思うんです。medibaは、上司、同僚、部下から信頼を得ている人が評価される会社だという表れであり、社風が担保されているんだと思いました。

——就活のなかで心掛けたことはありますか?

事前に考えを整理して、面接では台本を用意せずに自分の言葉で話すようにしていました。私の場合はその方が、思いがけない質問にも対応でき自信を持って話すことができたんです。

事前に整理したものの例をひとつ挙げるなら「作品を作った背景」はとても大切です。よく聞かれる項目でもありますし、そこから人柄や開発に対する考え方を紐解かれていたような気がします。

例えば、学生時代に作った「授業場所や、そこまでの移動手段、出発時間を一覧で出してくれるLINE bot」。私の開発のモットーは「面倒くさいことを楽にする」なんです。このLINE botで、授業毎に場所や移動手段が書かれた画像を漁る手間を省き、チャットで聞くだけで各情報を確認できたらいいなと思って作りました。

制作したLINE bot

期日に、サポートに、クオリティ……葛藤した2週間

——2023年5月からテクノロジーセンターに配属されましたね。これまで行ってきたことを教えてください!

配属後に行ったことは沢山あるので、今回はそのなかのふたつについてお伝えします。まずひとつ目が、AWS認定クラウドプラクティショナーという資格の勉強です。公式が公開している動画『AWSハンズオン資料』を使い、実際に手を動かしながらAWSの基本的なサービスについて学びました。

もちろん勉強後は資格取得のために試験を受けます。私は7月にオンラインで受験し、無事合格することができました。途中で接続トラブルなどが起こったため本当に自信がなかったのですが、合格だとわかったときは「よし!」と心の中でガッツポーズをしましたね。

ふたつ目は、業務要件※研修です。同期の宮崎と一緒に約2週間、業務要件について学びました。「顧客からクーポンシステムの開発依頼を受けた」という設定で、顧客役の先輩にヒアリングをしたり、開発方法や仕組みを考えたりしていました。

※業務要件:システム開発などの初期工程で、システム化の対象となる業務の流れを明確化したもの。

業務要件研修で作成した資料

——業務のなかで大変だったことはありますか?

業務要件研修が大変でした。宮崎はこれまでシステム関連の領域について学んできたわけではないため、基礎知識(単語の意味や仕組みなど)を教えなくちゃ、と気負ってしまって。あまり期日の余裕もないなかだったので、時間と使命感の狭間でかなり苦しみました。

また、タスクを棲み分けするなかで認識齟齬が起こり宮崎の出してくれたアウトプットが「なんだか思っていたものと違うぞ……」なんてことも。時間をかけて作ってくれたものに手を加えていいのかな、どうやって軌道修正すればいいんだろう、とひとりで葛藤していました。

——どうやって乗り越えたんですか?

メンターの先輩に相談をしました。すると「3人で一旦状況を整理してみようか」と言って、すぐにミーティングを設定してくれました。

そこでは進捗状況や業務要件の内容について整理することができ、不思議と心の余裕を取り戻すことができました。おそらく、いろんな方面から気負ってしまってかなり視野が狭くなっていたんだと思います。状況整理のおかげで「あ、これで良かったんだ」と落ち着きました。

それから、意外と宮崎を何から何までリードしなくても大丈夫だということがわかってきて。以前は「教えなきゃ、教えなきゃ」と思っていたのですが、彼女自身のシステムへの理解も深まってきたのか、自分からタスクを見つけて対応してくれるようになりました。

例えば、顧客へのヒアリング内容を洗い出してくれたり、ヒアリング結果をパワーポイントに綺麗にまとめてくれたり。とても助かりました。

——業務のなかで嬉しかったことはありますか?

やっぱり褒められると嬉しいです。例えば、業務要件研修で最後に成果を発表したとき、先輩から「現役エンジニアが見てもほぼ過不足がない業務要件だよ」「1年目なのにすごいね」と言ってもらえました。

業務要件研修は本当に大変で、「私、社会人としてやっていけるのかな」と不安になる瞬間もあったのですが、先輩から褒めてもらったことで自信を持つことができました。

——今後の展望を教えてください!

まずはReadme※を綺麗に描けるようになりたいです。自分が組んだプログラムを人に説明するために、オンライン作図ツール『Cacoo』を使って構成図などを描くのですが、これが本当に苦手で。

※Readme:ソフトウェアなどを利用する前に読むべき内容(使用方法や注意事項)が書かれたファイルのこと。

人に伝えるためには、ただパーツを配置するだけでなく、ビジュアル面も綺麗に整えなければなりません。いまは、どこに配置してもなんだか微妙でわかりにくいReadmeを描いてしまっているので、そこを改善できたらと思っています。

業務要件研修では、当初動き方に戸惑っているようでしたが、段々と動き方や進め方に慣れ、協力して会話を進められていたことが印象的でした。仕事は一人でするものではない、という基本的なことを実感できたのか、それ以降の日報の報告内容が分かりやすくなったのは、本人のなかに学びがあったのではないかと感じました。

田中さんは、視点を引いて全体を見る力を持っていると感じています。これから大きな案件に携わることで、よりその力を発揮し良いシステム作りをするチームの一員になってほしいです。

メンターからのヒトコト:小川 真弘


いかがでしたか。それぞれの場所で、躓きつつも周囲を頼って進んでいくふたりの姿にとても力強さを感じました。協力いただいた宮崎さん、田中さん、ありがとうございました!

次回の『教えて23新卒!就活の振り返りと配属後のいま』では、UXデザイナーとエディターのふたりが登場します。お楽しみに!

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