【HAPPYの秘訣】アジャイルなプラクティスとチームビルディングのバイブル
広報の初鹿野です。
突然ですが、あなたは人生を変えるような本に出会ったことがありますか?本は、先人たちの知恵や経験が詰まった、未知の世界へといざなってくれる英知の宝庫です。
どんな本を読んでいるかは、そのヒトの考え方や価値観の一つの表れでもあります。どのような本を読み、どのように人生の糧にしてきたか……
今回は、おすすめの一冊から社員の魅力を探っていきたいと思います。
初回は、温厚な雰囲気の中にも熱い情熱が垣間見えるエンジニア。
au WebポータルとUQライフの開発を担当している森竹泰文です。
そんな彼おすすめの一冊は
市谷聡啓/新井剛 著「カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、『越境』するチームをつくるまで」
――この本に出会うきっかけは?
森竹 以前から、アジャイルという開発モデルには興味をもっており、その第一線にいた市谷さんの講演会などに足を運んでいました。そして、現業務の開発リーダー兼スクラムマスターになったことで本格的にアジャイルのプラクティスやチームビルディングについて学び直そうと思っていた時、この本のことを知り、手に取ったことがきっかけです。
――印象的だった部分は?
森竹 たくさんあるんですけどね、特に印象深かったところは三つあります。
一つ目は、第1話で主人公の江島が石神さんから放たれた「それで、あなたは何をしている人なんですか?」という問いかけ。これは胸に刺さりましたね。
この問いは江島が「自分は何者であるか」を考え始めるきっかけになるのですが、私自身も「あ、答えられない…」って思いました。
それと同時に、これから明確にしていきたいという目標にもなりましたね。
二つ目は、今まで自分の居場所に「もやっ」としていた江島が自分自身で行動を起こそうと意を決して、社内勉強会の企画に臨んだ瞬間です。
私も外部イベントなどに参加して新しい知見があった際に、「これを社内のみんなにも共有したい」と思ったことがありましたが、なかなか実現までは至りませんでした。しかし、江島の行動力を見て、これから行動していく決心がつきました。
最後は、第16話で、プロジェクトの終盤にも関わらず再度チームの共通認識や方向性をふりかえる”むきなおり”のシーンです。なかなかこの段階で軌道修正することは難しいと思いますが、その壁を乗り越え、チームとしてのゴールが見えた時はとても爽快でしたね!
――この本から学んだことや現在仕事に活きていることは?
森竹 本書のプラクティスを実際にチーム内で行ってみました。“インセプションデッキ”を通して、「われわれはなぜここにいるのか」確認したり、“ドラッカー風エクササイズ”で、話し合いを通して互いの共通理解を深めていったりしました。その結果、以前よりチーム間のコミュニケーションが活発になりました。
――この本をどんな人に読んでほしいですか?
森竹 これからチームを作ろうとしている人や、すでにチームビルディングをし始めている人、越境しようとしている人に読んでもらいたいです。
私自身、アジャイルなプラクティスやチームビルディングを学ぶために読み始めましたが、実際に読んでみて、こんなにも感動するとは思っていませんでした。
この本は開発の現場をもとにしていますが、職種・分野を超えて、様々な人の心に響く内容だと思います。
みなさん、ぜひ読んでみてください!
主人公・江島の行動力に魅了された森竹。面識のない市谷氏をFacebookで探し当て、みごと、市谷氏を招き、社内講演会を開催するに至りました。
後日、講演会の様子もお届けします。
今後、mediba社員「おすすめの一冊」をどんどん紹介していきたいと思います。 次回もお楽しみに!
最後まで読んでいただきありがとうございました。あなたの「スキ」がmediba+編集部の励みになります!