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mediba歴16年。チャレンジし続けるPdMが切り開く「新しい道」【PdMをもっと知るvol.2】

プロダクトマネージャーとは何か――。medibaにおけるPdMの定義は、プロダクトを統括し収支とユーザー体験に責任をもつ役職とされています。しかし責任と裁量の大きさゆえ、どうやったらその役割を果たせるのかイメージできる人は多くありません。

そこで連載企画「PdMをもっと知る」では、7人のPdMがその仕事にどう向き合い、アプローチしているのかをじっくり深めていきます。第1回の記事はこちら。

第2回の話し手は「ソリューションビジネス」プロダクトのPdM・堀。彼は現在、medibaの新たな業務領域を開拓しています。常に新しいチャレンジを続けてきた彼に、これまでやってきたことと、今後の構想を聞いてみました。

今回話を聞いたのは:堀 紘彰(ほり ひろあき)
音楽・通信系IT企業を経て2005年にmediba入社。フィーチャーフォン・スマートフォン向け新規サービス企画開発及び立ち上げ、海外事業戦略企画と拠点立ち上げなどをおこなう。その後、事業統括部長・経営管理部長を経験し2020年より現職。趣味は渋谷や原宿のファッションパトロールで、無類のスニーカーマニア。


新しい業務を獲得していくプロダクト

――まずは、担当しているプロダクトについて教えてください。

堀 『ソリューションビジネス』がやっていくのは、medibaがこれまで培ってきたアセット(知識、スキルなどの資産)を活用して、外部のクライアントの課題を解決していくサービスです。ですから、既存事業ではなく、外部から新しい業務を獲得していくプロダクトになります。

ソリューションサイト

最近では、子ども向け施設の運営会社と業務を行っています。コロナ禍においてリアルな価値提供が難しくなったなかで、オンラインでも子どもが楽しんで学べるようなWebサイトの構築、サイト内の動画コンテンツ制作を担当しました。

UX/UI支援、システム開発、サービス運用構築など、medibaができることを組み合わせて、クライアントに解決策=ソリューションを提供するのがプロダクトの目的のひとつです。

最終的に目指すのは「mediba」のブランド化。クライアントからの信頼を確立し、新規顧客を増やすことでmedibaならではの価値を高めていくことが大切です。

――PdMとして、日々どのような業務をしていますか?

堀 「これ!」と言えるようなものはなく、多岐に渡ります。

チャネルコミュニケーションのPdM阿久根も話していたように、野球で言う監督のような役割だと思っています。

監督の仕事はチームを試合に勝たせることですよね。
そのために売上やユーザー数、経営課題など、大きな目標に最適な道すじを選ぶ必要があります。

また、プロダクトの最終責任者として、マネージャーやメンバーが迷っているときに判断を下すのも監督の役割ですね。「長期的に考えるとAだけど、短期的な判断だとBだよね」というように、タイミングに沿った最適な判断が求められます。

——ソリューションビジネスならではの業務はありますか?

堀 ならではとなると、外向けの営業みたいなことですかね。ソリューションビジネスは自分たちで新しい領域を開拓していくプロダクトなので。
「medibaはこういうことができますよ」ということを自ら伝えていくことがすごく大事なんです。

——新しい領域の開拓、想像するだけでも大変そうですね。

堀 本当にドサ回りのような……、万事屋的に「何か仕事もらえませんか?」と駆け回っています(笑)。
知り合いの知り合いにあたったり、コーポレートサイトにソリューションビジネスの紹介枠を設けたり……。

今期はさらに、セミナーを開いて人を集めるような草の根運動的な動きから、大きくプロモーションを打つ試みまで、どんどんやっていくつもりです。

——まさに開拓ですね。堀さん自身、新しいチャレンジがお好きなのでしょうか?

堀 ……というよりは、決まった仕事があまり好きじゃないんです。僕は一つのことを磨いていく職人タイプではなくて……、ミーハーで飽きっぽい性質でして(笑)。

これまでいろんな組織でいろんな仕事をしてきました。そのなかでもとくに「会社が新しい武器を手に入れるような仕事」にやりがいを感じます。担当した海外事業なんかもまさにそうですね。

意義を感じられるところで「新しい道」を切り開く

——チャレンジを続けてきた堀さんが、いまやりたいことは何ですか?

堀 やはり新しい道を切り開くこと、それから「あったら良いな」というものを作っていくことですね。

さきほど話した子ども向けのオンラインサービスも、子どもの学びに貢献できるのって価値あるサービスですよね。

自分の子どもに「お父さんの仕事って何?」と聞かれたときに「こういうものを作ってるんだよ」と胸を張って言えると良いじゃないですか。

サービスを使う人にも「これが欲しかった」「最近便利になった」と言ってもらえるような、意義を感じられるところに絡んでいきたいです。

——プロダクトメンバーにはどうあってほしいですか?

堀 あまり「YES」と言ってほしくないですね。「こういう見方もできるんじゃないですか?」と“モノ言う人”が良い。

僕も試行錯誤しながらやっているので、自分の考え以外にどういう考え方があるのか、いろんなボールの中から1個を選びたいんです。

後ろから付いてきてくれるより、横に一緒に並んでくれる人のほうが僕は好きです。

——堀さんの考えるPdM向きな人ってどんな人でしょうか。

堀 「聞いてないよ!」という想定外の状況で、眉間にシワを寄せて文句を言うのではなくて、「まいったな〜。でもどうしよう?」と苦笑しながらも考えられる人ですかね。

本当にさまざまなことが起こるので、型にはまった考え方をせず、どんなことにも寛容な人が良いと思います。

——打たれ強さも必要なんですね。それを叶えるための秘訣はなんでしょう?

堀 「自分ごと化」ですかね。目の前の仕事を確実にやるのは最低限必要ですが、アンテナを広げるのは大事。隣の人から会社全体、会社の外まで広げて、世の中のことを見ていくと良いと思います。

身の回りで起こることに対して「あれ、これって何だろう?」と気になるポイントが多い人の方が、いろんなことに気づきやすいし、細かい動きを察知できるので、大事だと思いますね。

▼その他の「PdMをもっと知る」はこちら


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