mediba UXグループを技術のプロ集団に。UXデザイナーの挑戦
medibaではどんな仕事ができるの?
外からは見えにくいですが、実は多種多様なmedibaのお仕事について、実際に社内で活躍・奮闘する社員を通じてご紹介します。
今回紹介するのは、UXデザイナーの橋本綾子。
2015年の入社から現在まで、auスマートパスをはじめさまざまなサービスの課題解決に取り組んできた彼女。4月にUXグループの長に就任してからも、「まだまだ挑戦したいことがあるんです」と、現場でいちプレイヤーとして活躍しながらmedibaのUXデザインを牽引しています。 medibaにおけるUXデザイナーのやりがいとこれからの課題について話を聞きました。
UXデザイナーとしてmedibaで感じるやりがい
――入社してからの4年間、medibaのUXデザインを牽引してきた橋本さんですが、medibaにおけるUXデザイナーのやりがいはなんでしょう?
インパクトの大きいサービスでユーザーの課題解決に取り組める。そこでUXデザインプロセスを実践できる、ということが一番ですかね。
少し私の経歴をお話させていただくと、medibaの前にソフトウェア開発の会社に15年間ほどいまして、そこで人間中心デザインと出会ったんです。上司のマネをしながら、見よう見まねでやっていたのですが、どうせやるならしっかり学びたくて、産業技術大学院大学の履修証明プログラム「人間中心デザイン」を履修し、約8か月間、千葉工業大学の安藤昌也先生やXデザイン研究所の浅野智先生のもとで基礎をみっちり学びました。
そこで得た知見をより大きなサービスで実践してみたいと思い、KDDIのサービスも担当しているmedibaに入ったんです。
――なるほど。ただ、橋本さんが中途入社した2015年、medibaは今ほどUXデザインに注力していませんでしたが、なぜその環境に身を置こうと思ったんですか?
まだ浸透してはいませんでしたが、面接で私がうっとおしいくらいにどうやってユーザーの体験を変えていきたいか、サービス上でやりたいことを延々と語ったところ、とても興味をもって耳を傾けてもらえました。この会社ならユーザーの課題解決のための施策をどんどん実践できると感じました。これから土壌をつくるという点でも、挑戦しがいがあるなと思いました。
規模の大きいサービスはやりがいも大きい
――実際に入ってみていかがでしたか?
得難い経験をさせていただいています! auスマートパスのキャンペーン訴求改善では、毎週定量の数値も見ながら改善策を試していったところ、キャンペーン効果が前月比260%増に達しました。 定量数値のレポートも自分達で作成し、成功事例・失敗事例共にリアルタイムで共有していき、地道にステークホルダーの信頼を得ていった結果、徐々にUXデザインプロセスを実践することに対する理解を得ていけたと自負しています。
UXデザインプロセスの1つである、ユーザビリティ調査では、過去に担当した施策についての声を聞くこともあります。もちろんいいことばかりではないですが、お客さまに届く実感があることは一番の喜びですね。
――medibaにおけるUXデザインの立ち位置を橋本さんが確立したんですね。
いえ、そこは会社の方針によるところが大きいです。入社当初は、ユーザビリティテストを実施するために、ウェットティッシュの筒にスマホを張り付けて録画用機材を作ったり、画面に映りこむ蛍光灯を遮るために天井に段ボールを貼ったりしていました。それはそれでとても楽しかったです。オフィス移転後はインタビュールームもできてありがたいことにハード面での環境も整ってきています。
ただ、まだ手をつけられていないサービスもありますし、そもそもUXデザインプロセスはサービス以外でもさまざまな課題解決のために使える手法です。また、UXデザイナーだけでできることは限られているので、携わる人みんなを巻き込むための工夫も必要になります。なぜUXデザインプロセスを用いるのか、説明して理解・共感してもらうための力をつけることも必要なスキルになります。そのあたりもグループ全体で鍛えていきたいです。
好きなこと(仕事)にとことん取り組む
――4月からUXグループのリーダーですが、どんなことをしていきたいですか?
UXグループは”誇り高き”技術集団であると考えています。課題の解決は1回調査したら終わるわけではありません。常にサービスに寄り添える、日々の小さな課題にも向き合え、調査して作って壊してまた作る、そういうことができる仕組みや体力を作っていきます。
――次々と新しいことに取り組んで、大変ではないですか?
自分の興味あることを追求するのはとても楽しいですね。
昔から好きなことはとことんやる性格で、今はユーザーの課題解決に取り組むことが何より楽しく、新しい事を知って学んで実践して、それでユーザーが喜んでくれるって最高じゃないですか。medibaには学ぶための支援を惜しまない土壌と学んだことを実践する環境があるので。
チームも自分も常に新しいことを学び実践しながら、あのチームに任せたら困ったことを解決できるしユーザーが喜んでくれる、気づいたらサービスの中にUXプロセスが入っていた、となるのが目標ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。あなたの「スキ」がmediba+編集部の励みになります!