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エンジニアから事業責任者へ。プロダクトの特異性とその使命【PdMをもっと知るvol.4】

プロダクトマネージャーとは? 知っているようで詳しく知らないPdMという役職について、当人たちの働きぶりから迫っていく連載企画「PdMをもっと知る」。

第4回はKDDIのシステム保守運用受託業務を統括する『auサービス』のPdMである曽根。グロースを目標に持たないプロダクトについて、PdMとしての立ち回りや就任の経緯について聞いたところ、謙虚で責任感のある姿勢がうかがえました。

今回話を聞いたのは:曽根 洋之(そね ひろゆき)
インターネットサービスのベンチャー企業でバックエンドエンジニア業務を経験したのち、2006年mediba入社。『auスマートパス』などの立ち上げを担当するかたわら、外注開発のコントロールも手掛ける。2015年からは管理職としてエンジニアの組織開発に携わり、2020年より兼任で現職。プライベートでは2人の子どもが興味をもったものに一緒になってハマり、最近娘とプリキュアを見始めた良き父親。

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成長を前提としない方向性

――まずは、担当しているプロダクトについて教えてください。

曽根 『auサービス』というプロダクトで、KDDIからのシステム保守運用受託業務の集合体です。

もう少しかみ砕くと、KDDIが提供しているサービスのシステム保守、障害対応、必要があれば改修を行っています。ただほかのプロダクトと大きく異なり、事業全体として成長を見込んでいないという特徴があります。

――「成長を見込んでいない」というのは?

曽根 サービスを運営するためには、コンテンツ運用や古いシステムの脆弱性対応などコストが発生し続けます。このプロダクトのミッションは、段階的に削減しながら安定した運営を行うことです。

システム保守の側面からのコスト削減と安定運用を担っているのですが、EZ端末向けのサービスなど、今年度から来年度にかけて役割を終えるものが多く含まれています。現状の売り上げ規模こそ大きいですが、成長することは基本的になく、プロダクト自体も将来的には役割を終えることを想定しているのです。

――プロダクトとして目指す方向がほかとはまったく別なんですね。メンバー構成はどうでしょう?

曽根 プロダクトのメンバーは私を含めた3名のmediba社員と外部スタッフ4名で運営しています。サービスや事業の成長を目指さないという特性上、極力社内リソースのコストを使わない方針なので少数で、かついずれのメンバーも他組織との兼任です。

エンジニアからPdMへ。その経緯

――ここから曽根さんにフォーカスした話を。PdMとしてはどういう立ち回りを?

曽根 普段の業務としては、データセンター設備の縮小をメインとしたコスト削減の方針策定、計画立案、それからクライアントであるKDDIとの交渉が主なものです。

方針策定や計画立案については現状調査が大きな部分になります。基本的にはメンバーに手を動かしてもらって、それをもとに方針を固めていくという役回りです。

あとは、恒常的に発生している保守開発業務の判断や承認なども行っています。

――兼務している業務との割合はどれくらいですか?

曽根 兼務しているのはテクノロジーセンター(エンジニアの部門)のマネジメント業務なのですが、『auサービス』が3割、それ以外が7割くらいですかね。

――話が少し前後しますが、曽根さんはどういう経緯でPdMになったのでしょう?

曽根 半ば成行きのようなものでもあるのですが……。

プロダクトとしてやるべきことは、サービスや設備の終了に向けての段階的で適切なコストダウンで、その中で最も大きな課題はデータセンターなどのシステムランニングコストです。

当時、インフラ部門の長としてデータセンター含め設備まわりの責任者という立場でした。『auサービス』がプロダクトとしての位置づけになるタイミングで、執行役員を中心に議論・相談を行っていたんですが、先ほども話をしたプロダクトの方針もありPdMの人選は難しい部分でした。

そこで、引き続き私が責任者としてコストダウンの計画・遂行を行うのが最も効率が良いということでPdMになったという流れです。

――曽根さんはどういう受け止め方をしたのですか?

曽根 エンジニア出身者が事業責任を負うことに興味がありましたし、自分のキャリアにとってプラスになるとも思いました。

システムの責任者という立ち位置を超えて事業的な判断も自分自身で行うこともそうですし、当事者として事業の一連の流れを知ることができるのは、なかなか経験できることではないのでやりがいは感じています。

PdMとして果たすべき役割

――立ち位置としてはあまり変わらないということであれば、PdM業務は割と初めからスムーズでしたか?

曽根 いえ、エンジニアの出身なので、売り上げや利益といった基本的なビジネス知識がない状態からのスタートで大変でした。日常的に売り上げと原価の推移を追いかける必要もあるのですが、数字の管理や社内手続きも苦手で……。

コーポレート本部の方に数値まわりの更新を手伝ってもらったり、周囲のサポートがあってこそやっていけていると思っています。

――最後ですが、曽根さんにとってPdMとはどういうものでしょう?

曽根 本来はプロダクトや事業の成長に責任を持つ役割がPdMだと思います。

自分はたまたま会社の事情とタイミングが重なり暫定的に役割を仰せつかっただけなので、責任を持って与えられた役割をまっとうする立場ですかね。偉そうにすんなよ、と自分自身に言い聞かせながら仕事に励みます。


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