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使いやすいUIって何?先輩UIデザイナーと考えてみた

普段何気なく使っているスマホのアプリやブラウザ。使うときに「このボタン押しづらいなぁ」と思った経験はありませんか? 逆にアプリを作る立場の人は、情報をなんとなく並べてしまっていることはありませんか? これらはどちらもユーザーインターフェース(以下、UI)の問題です。

本記事ではそんなUIデザインにモヤモヤを抱えている新卒の野口が、制作現場の第一線で活躍する先輩デザイナーと一緒に考えてみました。


デザインはなぜ大切か?

そもそもなぜ、UIデザインに興味を持ったかというと、きっかけは学生時代のスマホのアプリ開発でした。その中で、UIデザインの変化だけでユーザーが増えるという体験をしました。

そこで感じたUIデザインの大切さをより確かなものにするために、プロのデザイナーの考え方やデザインプロセスに迫ってみました。

デザイナー目線で考えるUIとは

今回の記事を書くにあたり、UIデザイナーである高柳亜矢さんにお話を伺いました。

高柳さんの考える良いUIとは、「ユーザーが想像した通りに操作できる」もの。

ユーザーの目的を達成するためにいかにスムーズな誘導ができるかが、UIの良し悪しにつながるそうです。では、その誘導をどうすればうまくできるのか。デザイナーとして普段のデザイン作業の中で意識していることがあるそうです。

自分の好き嫌いでデザインしない

「一番はユーザーを意識してデザインすることです。自分の好き嫌いでデザインするようなことはなるべく避けます。実際にユーザーからフィードバックをもらうのは難しいので、私はつくりながら周りの人に見せて、すぐさまフィードバックをもらうこともあります」(高柳)

また、スマートフォンのような小さい画面のユーザーインターフェースの設計については……、

「『情報量が多くなりすぎない』『指で操作することを意識する』。月並みですが、このあたりは気をつけています。見たくないほど情報が詰まっている画面に出会うと思考停止してしまいますよね?あと、スマホで特有なのが指での操作です。指のサイズに合わせたボタンの大きさにするといったことは気を使っています」(高柳)

と話をいただきました。

ユーザーの人物像や使用しているデバイスなどを想像してつくっているんですね。このような点はサービスづくりに関わる誰もが意識したほうがよさそうだと感じました。

今日からできる実践方法

では、実際にどのようなことをすれば、良いUIをつくれるようになるのか、引き続き高柳さんに伺いました。

「私は、いろんなアプリを使ってキャプチャを取るのが趣味みたいになっています。引き出しも増やせていいですよ。あとは、基本に忠実に……ということで、『ヒューマンインターフェースガイドライン』や『マテリアルデザイン』を熟読することですね。奇抜なものでなく、誰もがわかる、知っているものにするのが正義です」(高柳)

多くのUIデザインに触れることで、本当の使いやすさをブラッシュアップすることができる。時には基本に立ち返ることで、誰もがわかる、知っている「良いUI 」 がつくれるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、使いやすいUIとは何かについて、高柳さんと一緒に考えてきました。

良いUIデザインとは、「ユーザーが想像した通りに操作できる」こと。

サービスをつくる立場としては、自分の価値観にとらわれずユーザー目線で考えることができる意識を日々積み重ねることが大切だと感じました。

つまり、エンジニアもユーザーの目線を意識してものづくりに取り組むことが大事なのだと思います。

これまでの開発や研修で感じていたモヤモヤは晴れ、UIデザインの重要性を改めて感じることができました。使いやすいUIデザインを追求し、ユーザーに使いやすいと言ってもらえるような最高のアプリケーションをつくっていきます!


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