見出し画像

教えて23新卒!就活の振り返りと配属後のいま#4【UXデザイナー&エディター】

medibaに23新卒が入社して早5ヶ月。約1ヶ月の全体研修、各部署への配属から約4ヶ月……というこの時期だからこそ語れる、入社前後の理想と現実もあるのではないでしょうか。そこで本記事では、23新卒がどんな就活を経てmedibaに入社し、配属後はどんな業務を行なっているのか、そんな23新卒のリアルな実態に迫りました!

▼これまでの記事はこちら

第4回は、UXデザイナーの吉井 真浩(よしい まさひろ)とエディターの財前 穂波(ざいぜん ほなみ)。もともと持つ“想い”を業務へと昇華させるふたりのリアルをお楽しみください!


音楽の力で日常の豊かさに気づいた中学〜高校生時代

——まずは学生時代のお話から聞かせてください。就活をするなかでなぜmedibaの選考に進もうと思ったんですか?

就活では「日常の豊かさに気付くきっかけを作りたい」という想いから音楽系のエンタメ業界と広告業界を受けていました。僕自身中学生のときは、学校と家の往復に「おもしろくないな」とうんざりしていて。ただ、親のギターを触ったことを機に作曲、作詞、編曲と音楽にのめり込み、毎日がすごく楽しくなったんです。

日常で“楽しみ”が見つかると、学校や仕事も楽しめるようになったり、何かしら救われたりするんじゃないか……今度は自分が人へ「日常の豊かさに気づくきっかけを作りたい」と思うようになりました。

作曲に使用するツールの画面

medibaとは、広告業界を調べていたときにたまたま出会い、面談をするなかでUXデザイナーに惹かれて選考を受けることにしました。直感的に、ユーザー体験の設計と僕の想いが似ている気がしたんです。

また、当時はUXデザインの知識がまったくなかったので、完全に未知の領域でどんどん新しいことに触れるのはおもしろそうだなと。音楽のときもそうですが、僕は新しいことを知る、始めるのが好きなんだと思います。

——就活のなかで心掛けたことはありますか?

飾らず素を出すことを意識していました。飾った自分を受け入れてもらっても入社後に苦労するだけですし、面接官にも嘘は見抜かれるだろうと。面接では事実のみを話していたので、変な緊張をすることも唐突な質問に焦ることもありませんでした。

失敗したのは過去の自分で“いまの自分”じゃない

——2023年5月からクリエイティブセンターに配属されましたね。現在担っていることを教えてください!

セールスマーケティング事業本部のUX/UIコンサルに関わる案件に携わっています。直近では「クライアントのWebサイトについて受容性調査※を実施し、改善要件を検討する」という目的のもと、様々な業務を担いました。今回はそのうちの3つについて紹介します。

※受容性調査:商品・サービスのコンセプトや価格などがユーザーに受け入れられるかを検証する調査のこと。

まずひとつ目がインタビューガイドの設計。オンラインホワイトボードツールの『Miro』で聞くべきことをアイデア出しし、ある程度まとまったら『Googleスプレッドシート』に落とし込みます。項目としては、アイスブレイク、被験者情報の確認、受容性についてなどです。

分析で使用した『Miro』の画面

ふたつ目がインタビュー。1対1で60分間のインタビューをします。僕はパイロット調査※をふたり、実査を3人行いました。また、インタビューでは、直接被験者にプロトタイプを触ってもらいながら理解度や情報についての感想などを質問し、ユーザーのインサイト※を聞き出しました。

※パイロット調査:質問内容やフローを確認するために、実際のインタビューを行う前に社内メンバーでリハーサルを行うこと。
※インサイト:ユーザー自身も意識していない、行動の“決め手”につながる視点。       

3つ目は分析。被験者の発話データを書き起こし、事象をグループ化したり抽象化したりしながらインサイトを抽出します。そして、この分析をもとにWebサイトの受容性を明らかにしていくのです。

——業務のなかで大変だったことはありますか?

インタビューが上手くいかずかなり落ち込みました。まず、緊張で頭が回らなくなってしまって。インタビューは社外の方と対面で行うので、粗相なく上手くやろうと過剰に気負ってしまったんだと思います。

調査で使用したインタビューガイド

それから、臨機応変にインタビューを進めることが難しかったです。当初はインタビューガイドの流れ通りに質問や深掘りをしようとしていたのですが、そう上手くはいかなくて。例えば、まずはプロトタイプの一画面だけを見た感想を聞くつもりが、被験者が全画面を見て自ら「ここはこうだと思いますね」と話し始めてしまったことがありました。

ひとつの流れしか想定できていなかったので、その流れが崩れると「後で深掘ろうと思っていた質問の回答をもう貰っちゃったな、続けて聞いた方がいいかな。どうしよう……」と焦ってしまったんです。

——どうやって乗り越えたんですか?

緊張については先輩に相談をしました。すると先輩から「失敗しても、それは過去の(べつの)自分がやったことで “いまの自分じゃない”って思えばいい」と言われて。おもしろい考え方だなと思いましたし、実際にそう意識してみたら少し緊張がほぐれました。

臨機応変にインタビューを進められなかったことについては「何を聞きたいのか」だけを押さえて、自由に質問をするようにしました。「被験者はどのくらいスポーツ観戦をするのか」を知りたいのであれば、質問は「スポーツはいつ観戦するんですか」でも「スポーツ観戦に興味があるんですか」でもいいわけです。

——業務のなかで嬉しかったことはありますか?

インタビューが上手くできたときはすごく嬉しかったです。当初は本当に上手くなれる気がしなかったので(笑)。先輩のアドバイスのおかげで緊張を抑えられたり、ガイド通りではなく自然に質問することでインサイトを聞き出せたり。前回より成長しているぞ……!と嬉しくなりました。

——今後の展望を教えてください!

できることを増やして、安心して案件にアサインしてもらえるようになりたいです。例えば、僕はまだ分析のなかの抽象化という作業が苦手で。先輩は、とても速いスピードで事象を抽象化するので本当に憧れます。また、いまは定性調査の受容性評価のみですが、今後はアンケートなどの定量的な分析や上位下位分析といった様々な調査、分析方法を経験したいです。

そしてゆくゆくは、安心して案件にアサインしてもらい、どんどん新しい知識や経験を得られたらと思っています。

吉井くんは不明点や進捗をしっかり伝えてくれるので、業務を安心して任せることができます。また、コツを掴むのが上手く、通常1年以上かかる業務を配属後数ヶ月で実施しています。特に分析では定性情報(感情など)から想像を膨らませる必要があり、方法を覚えてもできないことが多いので、本当にすごいです。

今後はセミナーや勉強会など、どんどん外に出て様々なことを吸収してもらいたいです!medibaにはUXデザイナーの基本を学べる環境があるで、それを活かし興味があることに挑戦していってください。

メンターからのヒトコト:大安 慧斗


話し下手を資料で補完した面接

——まずは学生時代のお話から聞かせてください。就活をするなかでなぜmedibaの選考に進もうと思ったんですか?

私にはもともと「言葉で表現できる世界を広げたい」という想いがありました。その想いのもと、学生時代は個人ブログや長期インターンでライティングの経験を積み、徐々にエディター職に興味を持つようになりました。

就活でもWebメディア、編集などのキーワードで会社を探していたのですが、新卒からそういった経験を積める会社があまりなくて。そんななか、たまたまSNSでmedibaを知り「この会社だ……!」と思って面談、選考を受けました。

——就活のなかで工夫したことはありますか?

選考には必要ないのですが、自分の人柄や経験をまとめたパワーポイントを面接前にメールで送りました。私はかなり話し下手なので面接がすごく不安で(笑)。少しでも私のことが伝わればいいなと思いました。

面接前に送った資料

ただ、資料を見てくれるか、そういった行動が受け入れられるかは会社次第なので、medibaが見てくれる会社だったのは運が良かったのかもしれません。

嬉しい瞬間は初稿の校正が戻ってきたとき

——2023年5月からクリエイティブセンターに配属されましたね。現在担っていることを教えてください!

少し特殊ですが本業務とサポート業務を担っています。本業務としては『mediba+』にアサインされ、記事の企画、取材、執筆、アイキャッチの制作依頼などを行っています。実は本記事も以下の記事も私が担当しました。よければ読んでもらえると嬉しいです!

教えて23新卒!就活の振り返りと配属後のいま#1【UIデザイナー】
教えて23新卒!就活の振り返りと配属後のいま#2【ディレクター】
教えて23新卒!就活の振り返りと配属後のいま#3【バックエンドエンジニア&コーポレートIT】

ここでは企画と取材について紹介します。まず企画について。企画書に記事の目的やターゲット、読後心理などをまとめ、上司に提案し、アドバイスをもとに改善します。企画で工夫していることは、できるだけ主題を別軸でも示すこと。

『教えて23新卒!』シリーズの企画書

例えば今回の『教えて23新卒!』シリーズでは、23新卒インタビューの他に「メンター/上司からのヒトコト」を載せています。後者(べつの視点)があることで記事に客観性が生まれ、前者の説得力が増すと考えたんです。

つぎに取材について。対象者に取材依頼を送り日程調整、取材をします。当初は、場の雰囲気を保ちつつ話を深掘っていくことに難しさを感じていましたが、周囲に相談すると先輩が取材に同席してくれることに。その際にもらったフィードバックのおかげで取材の仕方を改善することができたので本当にありがたかったです。

——業務のなかで大変だったことはありますか?

本業務とサポート業務をしつつ、本業務を納期に間に合わせることが大変でした。以前『カラデル』の取材の同行※という貴重な機会をもらえたのですが、外出時間が長くなかなか机に向かえなかったり、そもそも私の要領が悪かったりで、本業務をあまり進められなかったんです。

※取材の同行:私の同行した記事はこちら。

納期も長いわけではなかったのですごく焦ってしまって。先輩たちなら難なくこなせるんだろうな......と落ち込みました。

——どうやって乗り越えたんですか?

先輩に相談しました。エディターグループではふたりのメンターが毎日始業時と終業時に面談をしてくれます。この手厚いフォローアップのおかげですぐに気持ちを共有でき、アドバイスももらうことができました。

具体的には少し仕組みを変えました。以前は上司が納期を設定していたのですが、業務に慣れるまでは私がスケジュールを引くことに。とはいえ、早く慣れて通常のスピード感で業務をこなせるようになりたいです。

——業務のなかで嬉しかったことはありますか?

毎記事ですが、上司から初稿の校正が戻ってきたときに「こんな表現方法もあるのか」と新しい発見をしたときは嬉しくなります。もちろんいつもベストな原稿を提出しますが、やっぱりエディター歴の厚い上司からは私にはなかった視点の校正が入るのでとてもおもしろいです。

「言葉で表現できる世界を広げたい」という想いに一歩近づけたような気持ちになりますね。

——今後の展望を教えてください!

質とスピードを上げて早く一人前のエディターになりたいです。最近エディターグループには続々と新規案件が入ってきているので、みんな本当に忙しそうで。私が早く戦力になることで、メンバーの負担が減ったり、以前は余裕がなくて取れなかった選択肢を取れたりするんじゃないかなと思っています。

財前さんは「知りたい」気持ちに従い、周囲に臆せず質問したり、もらった意見やアドバイスをすぐに実践してみたり……と、これは誰にでもできることではないと思います。当初は、自分のなかでの完成形を追い求めて執筆の手が止まることもありましたが、悩んだときは切り替えて周囲に相談する術を覚えてくれました。

表現を追求する想いと、積極的に周囲から吸収しようとする姿勢を持っているので、あとは新しいことを恐れず自信を持ってチャレンジしていってください!

メンターからのヒトコト:下舘 鈴音

いかがでしたか。本記事で『教えて23新卒!就活の振り返りと配属後のいま』の連載は最後となります。本記事を通して、23新卒が経験した就活、そして配属後のリアルな実態について少しでも伝えられていたら嬉しいです。これまで読んでくださり本当にありがとうございました!


最後まで読んでいただきありがとうございました。あなたの「スキ」がmediba+編集部の励みになります!

最後まで読んでいただきありがとうございます。 medibaに少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ採用ページもご覧ください!