“最恐の韓ドラ”!? Kカルチャー好きな編集担当おすすめの「SKYキャッスル」【マイレコVol.2】
これまでも『mediba+』で多くのmediba社員を紹介してきましたが、まだまだ個性豊かな社員がたくさんいます。「medibaで働くヒトをもっと知ってほしい」「もっとmedibaを身近に感じてほしい」という思いから生まれたこの『マイレコ』企画。
いまオススメしたい“マイ・レコメンド”な事柄を自らのことばで紹介し、仕事姿とはまた違う、そのヒトの新たな一面をお伝えします。
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第2回は、編集グループ所属の新井 道憲(あらい みちのり)。
昨年12月にmedibaに中途入社し、au Webポータルでのニュース編成に加えて、この『mediba+』で記事執筆も行っています。
今後の活躍が期待される新井のマイレコは、韓国で社会現象になったというドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』。
韓国で歴代最高視聴率を記録!
ヨン様ブームを巻き起こした『冬のソナタ』に始まり、ヒョンビン沼から抜け出せない女性が続出した『愛の不時着』など、韓国ドラマと言えばラブ&イケメンをイメージする人が多いように思いますが、このドラマは違います。富・名誉・権力を手にする者だけが住んでいる高級住宅街“SKYキャッスル”を舞台に、子供をソウル医大に入れるための過激な受験バトルを描いたスリル&サスペンスなドラマです。
初回放送の全国視聴率はわずか1.7%だったそうですが、回を重ねるごとにドラマの面白さが話題となり、瞬く間に視聴率は急上昇。これまで『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』が持っていた、非地上波チャンネルの最高視聴率記録を更新(23.8%)する偉業を成し遂げました。
余談ですが、もしラブ&イケメンを欲しているなら“トッケビ”はとてもおすすめです。こちらはファンタジー×時代劇×ラブコメという一瞬わけがわからず戸惑ってしまうような設定なのですが、それが大人も楽しめる作品として高次元に成立しちゃってるのが韓国ドラマのすごいところです…。
韓国の受験生たちが目指す“SKY”とは?
日本のニュースでも韓国の受験戦争の話題(遅刻しそうな受験生をパトカーや白バイが会場に届けるのはもはや風物詩)がたびたび報じられるように、韓国の過剰な教育熱や行きすぎた学歴社会・格差社会をリアルに描き出しているこのドラマ。
タイトルの「SKYキャッスル」は、劇中に登場する高級住宅街の名前ですが、“SKY”には韓国最難関のソウル大学(S)、高麗(コリョ)大学(K)、延世(ヨンセ)大学(Y)の頭文字を合わせた意味もあり、韓国の上流社会では“SKY”のいずれかの大学出身でなければ認めないという風潮があるのだそう。
我が子を名門大学に入学させるために血眼になるセレブな親たちの姿を滑稽に、そして皮肉交じりに描いていて、深刻なテーマでありながら、思わず吹き出してしまう場面が盛りだくさんなのもこのドラマをレコメンドする理由の一つです。
私は本作を見るのが緊急事態宣言下でのおうち時間の楽しみだったのですが、その頃私の周りは『愛の不時着』か『梨泰院クラス』に夢中になっており、友人との会話に入れずとても肩身の狭い思いをしました。振り返ると、学生の頃もクラスで私だけ“渡鬼”(※1)を見ていて、ドロドロとした人間模様を描いたドラマが昔から大好物でしたね…。
中毒性の高い名サスペンス!
物語のカギとなる“受験コーディネーター”は、受験生を管理するプロフェッショナルで、韓国では実際に存在する職業なのだそうです。部屋のデスクの位置やライトの明るさを変更させたり、交友関係までも鬼指導し、ドラマでは親子が徐々に洗脳されていくのですが…。
サントラを聞くだけで恐怖に身を震わせるほどの中毒者が続出したというこのドラマ。日本より遥かに過酷な受験戦争が繰り広げられる中で、生きていく上で本当に大切なものはなんなのか?を問いかけてくれます。
※1…TBS系ドラマシリーズ『渡る世間は鬼ばかり』の通称。
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『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~ DVD-BOX1』
15,400円(税込)
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