20新卒の現在地 #2【バックエンドエンジニア&アプリエンジニア】
20年度新卒社員10名による連載企画「20新卒の現在地」。
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第2回はバックエンドエンジニア(BE)のクセス メラルとアプリエンジニア(AE)の野口 翼です。学生時代から専門スキルを学んでいた2人が、働き始めて得たさまざまな発見を紹介します。
外国人としてmedibaで働く
はじめに、外国人としてmedibaで働くことについてお話しさせてください。
就職活動のときから、考え方に柔軟性がある企業に絞って選ぶようにしていたのですが、やっぱり日本の会社で働くことへの不安は残っていたんですよね。特に心配していたのがマナーについて。マナーは日常生活で自然と身に着けるものだと思っていたので、研修で学ぶと知ったときには戸惑いました。また、ついていけないんじゃないかという心配も大きかったです。
ただ、いざ研修をうけてみるとできない人を放っておくことなく、きちんと面倒をみてもらえたのでとても嬉しかったです。研修の時点でmedibaにはこのような環境があると分かったので、安心してスタートを切ることができました。
初の実務に没頭する
配属されたのは「ポイントためる」チームです。BEとしてアサインされました。
プログラミング言語のPHPやそのフレームワーク、あとはGitなどのツールの使い方を2週間で学び、その後すぐに実務に移りました。取り組んだ業務は「ポイントためる」の管理画面上でユーザーに付与したポイント累計を表示できるようにする、というものです。
これってすごく簡単な機能なのですが、当時はコードの仕組みを全く理解できませんでした。それもそのはず、PHPのフレームワークについては独学したことがあっただけで、ほぼ未経験。理解できない部分をその都度調べ、実際にコードを書いてエラーを繰り返しながら少しずつ理解を深めました。1日中調べても解決策が分からず、考えすぎて夢に見ることもあったほどです(笑) ただ、テレワークで周りの目が気にならない環境だったこともあり、没頭して取り組むことができたと思います。想定よりずっと早く終えることができ、上司からも「こんなに早くできるなんて驚いた」と言ってもらえ、達成感を得られました!
「チームで働く」ことを知る
もともとチームで働くことにハードルを感じていたのですが、実際には最高のチームで働けているという実感があります!メンバー4人全員が20代で、気兼ねすることなく意見を言い合ったり、お互いの弱みをカバーしあったりできる関係性があります。
1月には「チームの一員として貢献できた!」と感じたできごとも。プログラミングで困りごとがあるときはグループチャットでメンバー宛てに質問をする、というのが通例だったのですが、自分宛てでない質問についても解決策を調べ、情報共有してみたんですよね。その後も繰り返し同様のことをしていたら、一人の質問に対して皆で情報共有しあうのが当たり前になっていったんです。
「新卒の私には関係ない」と思うのではなく一人のメンバーとして行動し、自信をつけることができたと思います。
自ら提案できるエンジニアへ
2年目の目標は、仕事を与えられるのを待つのではなく、自ら取りにいけるようになること。現状は決められたものをつくる、ということにとどまっていますが、今後は新しい機能を提案したり、業務を効率化させるアイデアを共有したりしていきたいですね。
企画の場に参加するなどより広い範囲でサービスづくりにかかわれるようになるのが将来的な理想です。理想に近づくためにも、まずはBEとしてできることの幅を広げます!
趣味のアプリづくりが仕事に
「auウェルネス」チームでAEとして働き始めたのですが、これは私にとって念願の配属。高校生の頃からスケジュールアプリやチャットアプリなど身近なものを制作することが趣味だったので、仕事としてアプリをつくれることにワクワクしていました。
ただ、高校や大学では情報分野を広く学んでおりアプリ制作に特化していたわけではありません。また、就職活動をしていた当時はAEの募集はなかったので、希望通りの配属には驚きました。「やりたいことを言い続けて本当によかった」と心から思います。
配属後最初の2カ月は、プログラミング言語のKotlinを学びながらアプリ制作の課題に取り組みました。気づいたことは、仕事としてのアプリ制作では、ムダのないコードを書き正しい動作を保証することが求められる、ということ。学生の頃は「動けばいい」という感覚で制作をしていたので、ここは大きな違いだなと思います。
「auウェルネス」チームに参加して最初に感じた壁は、チーム開発でできあがったコードを読み解くことでした。チーム開発の経験がなかった私にとって、コードにも人それぞれ個性があり、途中で書き方が変わることもある、というのは驚きでした……。AEチームの皆さんに質問したり、リファクタリング(※)やUI修正など簡単な実務をこなしたりするうちに、徐々にコードを読み解けるようになっていきましたね。
※ソフトウェアやプログラムの保守性・再利用性を高めることを目的に、それが提供する機能仕様を変えることなく、内部構造を再構築すること[参考]リファクタリング(りふぁくたりんぐ):情報システム用語事典|ITmedia エンタープライズ(参考ページはこちら)
プロジェクトの一端を担う実感
10月に初めて完全新規の機能追加を任せてもらったときのことは、すごくよく覚えています。要件定義からプロジェクト統合までの一連の業務をしました。工数10人日程度の案件です。
設計書の作成にあたって工数の見積もりをしたり、変更箇所を洗い出したりしてみて、反省も多くありました。ただ「プロジェクトの一端を担っている」という実感が湧き、なにより楽しかったです。また、それまでに担当していた業務では「つくったら終わり」でしたが、開発のすべての過程を経験し、チーム全体に対する意識が生まれたことも嬉しかったです。
技術力もマネジメント力も伸ばしたい
2年目はチームリーダーのチェさんのようになるという目標のもと、より大きな案件の経験を積みたいなと思います。自分から他のメンバーに仕事を分担するようなイメージです。
チェさんの技術力、そしてメンバーをまとめる力は本当にすごくて、自分も技術力とマネジメント力の両方を伸ばしたくなります。できることは全部やってみたいので、楽しんで取り組んでいきたいと思います。
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