【HAPPYの秘訣】目指すはイルカ!?海を愛する男に聞く、素潜りの魅力とは?
広報の初鹿野(はじかの)です。medibaのことをもっともっと知っていただくため、「社員の魅力を伝える企画」を考えていたところ、うちの会社って面白い趣味に打ち込んでいる人が多いな、ということに気づきました。
業務のことや、仕事上の信念が切り口になる社員インタビューってたくさんありますよね。でも、趣味嗜好を切り口に、その企業で働く社員の価値観に迫る方式は、あまりない気がしています。むしろこういったプライベートに関する発信の方が、個性豊かなmediba社員の魅力をより伝えられるのではないでしょうか!
…と、少々強引ですが、新企画「HAPPYの秘訣」スタートします。
初回は、auスマートパスのWebディレクターとして活躍されている野島 哲也さん。とても気さくで話しやすく、いつも周りを明るくしてくれる野島さんの趣味とは……、なんと「素潜り」!
素潜りとは、スキューバなどの水中呼吸装置を使用せず、自分の息だけで潜水することです。日本では海女さんが有名ですね。
今回は野島さんが素潜りを始めたきっかけや魅力、今後の目標など、あらゆる質問を投げかけていきたいと思います。
きっかけは、映画「グラン・ブルー」
――素潜りを始めようと思ったきっかけは何ですか?
野島 「グラン・ブルー」というジャック・マイヨールをモチーフにした映画の影響で、学生時代からフリーダイビングに興味がありました。ヨーロッパでは古くからフリーダイビングが盛んで、当時人間の潜れる限界が30mといわれていた時代に、フリーダイビングという競技を通じて、ライバル同士が果敢に深度へ挑みながら友情が育まれていく…。
そんな物語と出会い、なんとなくですが、海に潜ることへの憧れを持っていました。そして、32歳の夏、初めて訪れた八重山の海で泳いだ際にパーッとスイッチが入り、フリーダイビングの世界に足を踏み入れちゃいました。そこからが沼の始まりです…(笑)。
――そこからどうして素潜りに転向したのですか?
野島 当時はより深く潜りたくて、自分なりにいろいろなトレーニングを積んでいました。例えば有名なトレーニングでいうと、肺を柔らかくするために横隔膜をストレッチしたり、お風呂の中で息を止める練習をしたり…(危ないのでマネはしないでね)。そんなことを一生懸命やっていた時期もありました。
でも、「もっと人より深く潜りたい」という競争心が目的になっていることに気が付き、自分が本当にしたいことは、そういう競技的要素なのか…?なんて悶々とする日々が続きました。
そんな時、純粋に海と対峙しながら素潜りを楽しんでいる仲間たちと出会ったことで、そちらにハマってしまったのです。今はそんな彼らと新しいスタイルの素潜りを模索しながら遊んでいます!
――素潜りの1番の魅力は何ですか?
野島 当たり前だと思っていた自然の現象を実体感できるところですね。それまでは自然というものを漠然と感じながら生きてきたのですが、素潜りを始めてからは、自分もその中で生かされているということを強く意識するようになりました。海も山も空も…すべてがつながっていて、それらが影響し合うことで世界が成り立っているということを、頭だけではなく全身で感じられることはとても面白いですね。あとは、単純に新しい泳ぎ方を生み出したときはうれしいです!
目指すは「イルカ」!新しいスタイルの模索
――先ほど「新しいスタイルの素潜り」を考案中とお伺いしましたが、それはどんなものですか?
野島 僕たちが目指しているのは「イルカ」です。いかに長く泳ぎ続けられるかということを追求しています。さらには横にも縦にも泳いだりして、「イルカみたいに自由に泳ぎたい」というところを最終目標にしています。潜水技術だけでなく、息継ぎもすごく重要なので、水泳やシンクロの選手だけでなく、クジラやイルカからもヒントをもらいながら練習しています。泳ぐ場所も重要で、御蔵島で見たイルカのように波や海流に乗ってみたり、それに見合った形に調整したりしています。
イルカってすごく綺麗に泳ぐじゃないですか。究極は「水生生物」を目指したいなって思っています(笑)。
ちなみに僕たちには「Breach」というチーム名があります。クジラが水面で大きくジャンプする行動のことを「ブリーチング」って言うのですが、それが由来です。
…あれ、イルカじゃないですね(笑)。
タツノオトシゴとの出会い
――心に残っているエピソードはありますか?
野島 毎週海に出ていると、時折すてきな出会いもあったりするんですよ。ほら、この動画を見てください! 元旦の冷たい海水のなか、パンイチで泳いでいたら突然現れて、指を出してみたら、こうやってくるっと巻きついてきて……、もう寒さも忘れて「写真撮らせて!」みたいな(笑)。
今後の挑戦は伊豆半島一周
――今後挑戦してみたいことはありますか?
野島 近い目標としては、仲間と一緒に伊豆半島を泳いで一周してみたいですね。けっこうな距離があるので、何日かに分けて「今週はここまでいったね、次はここから…」という感じで回れたら楽しいよねって話しています。もちろん、道中はカメラで動画の記録をしながら。そして撮りためた水中映像にイカした音楽を載せたり、うまく編集したりして……。
プロのカメラマンとかに撮影してもらえたら最高だなぁ~。
――すてきですね!そういった映像を見て共感する人も現れそう。
野島 そうですね!自分たちがやっていることを発信して、少しでも共感してくれる人がいたらうれしいなって思っています。そうなったら、編集が得意な人に映像編集をしてもらったり、音楽好きな人にかっこいいサウンドトラックを選んでもらったりと、コラボレーションして一つの作品ができたら超最高ですよねぇ~。なんてことを考えたりしています。
素潜りはメンタルトレーニングと同じ!
――素潜りが仕事に活きていると感じるところはありますか?
野島 そうですね……、メンタルを鍛える良いトレーニングになっています。経営者で禅のメソッドを取り入れている人が最近多いですよね。素潜りはそれに近い効能を得られるような気がします。
だからと言って、僕自身がよい立ち居振る舞いをできるかは別ですけどね(苦笑)。
――最後にみなさんへお伝えしたいことはありますか?
野島 友達のスクールを紹介しますので、素潜りに興味がある方は基礎が学べるフリーダイビング教室をのぞいてみてください。ドルフィンスイムもあります(もちろん、チーム「Breach」もよろしく!)。
フリーダイビング人口がもっと増えてにぎやかになればいいなと思っています!
野島さん、ありがとうございました。
「HAPPYの秘訣」次回もお楽しみに!
▼その他の「HAPPYの秘訣」はこちら
最後まで読んでいただきありがとうございました。あなたの「スキ」がmediba+編集部の励みになります!