デザイナー面接を大解剖!「採用される作品説明」について考えてみた。【mediba Designers #19】
medibaのデザイナーたちが、取り組みや知見を月イチで発信していく連載企画「mediba Designers」。
第19回は、UIデザイナー小林音々(こばやし・ねね)が自らの経験も踏まえて、デザイナー面接において避けては通れない「作品説明」のポイントについて解説します。この記事を参考にして、自分の作品についてやデザインをする上での考え方など、企業に自分の魅力を伝えるポイントをチェックしてみてください。
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初めまして!新卒1年目のUIデザイナー、小林です。
つい先日medibaに入社したような感覚ですが、2月で入社から早11ヶ月も経ちました。
そして、2月のこの時期といえば『就活』の話題を耳にするシーズンですね!
私がmedibaで選考を受けている期間、この『mediba +』を読みながら面接対策をしていた記憶があります。
そこで今回は、デザイナー面接についてお話しできればと思います。
いきなりですが、面接対策と言われて思い浮かぶことはなんでしょうか?
志望動機
自己PR
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)
などを挙げる方が多いのではないでしょうか。
ですが、今回は少し角度を変えて
「デザイナー志望者」がどのような面接対策をしていたのか?という視点で深掘っていきたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです!
前回のmediba Designers#18ではポートフォリオについて解説しました。
こちらも合わせてお読みください!
デザイナー面接の特徴
デザイナー面接といえばズバリ!
作品説明があります。
今まで作った作品をいかにプレゼンするか。
作品説明に苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために!
2021年にmedibaにデザイナーとして採用された二人に「作品説明のコツ」をヒアリングしました。
作品説明で意識すべき事とは…
気になる結果はこちら。
デザイナーYさん
作品が伝わりやすい構成を組んで話す
相手の視点に立つことを意識する
とにかく自信を持つこと!
デザイナーKさん
要点を簡潔にまとめて話す
相手の視点に立って「どうしたら伝わるのか?」を意識する
自信を持って、堂々と説明する
それぞれ意識した点には共通点があり、ヒアリングの結果をまとめると
構成や要点をまとめておく
相手の視点に立つ
自信を持つ
この3点がポイントとなりました。
それでは、1つずつもう少し詳しく見ていきましょう!
1.構成や要点をまとめておく
作品説明では時間配分が重要になってきます。
作品の構成と要点は、事前にまとめておきましょう!
面接本番では、作品説明をしている最中に「あれも伝えたい!」「これも話したい!」と思う場面が何度か出てきます。
もちろん自分の伝えたいことを話すのは重要なのですが、
話したいことを全て話すと「結局何が言いたいの?」となりがちで、作品のアピールポイントが不明瞭になる場合も。
それを防ぐためにも!
構成と要点をまとめて、アピールポイントを明確にしておきましょう。
2.相手の視点に立つ
相手の視点に立つことは、前項でお話しした『構成や要点をまとめておく』ためのコツです。
まず初めに相手の視点に立ち、
「相手にどうしてもらえればゴール」なのかを考えます。
例えば、「相手に自分のスキルを知ってもらい、興味を持ってもらうことがゴール」なのであれば、作品の概要は簡単にまとめて、どんな技術を使用したのかに時間を割り振るという考え方ができます。
3.自信を持つ
実は、これが一番大事なことです。
どんなに素敵な作品でも、話し手から自信を感じられなければ相手は不安を感じてしまいます。
逆に言えば、自信を持って話している人からは説得力を感じる、という事です。
自分の作品を堂々とアピールし、自信を持ちましょう。
以上が私が就活生時代に意識していたポイントです。
参考になりましたでしょうか?
面接担当者が見ているところ、知りたいこと
では、最後に…面接官は面接で何に注目しているのか気になりませんか?実際に採用試験で面接官も務めるクリエイティブセンター・マネージャーの高柳にインタビューを行いました。
Q.面接において、重要視していることはなんですか?
A.書類選考でスキルは大まかに把握しているので、面接では『ポテンシャル』を見ています。
制作過程/作品に対する思いや、話している時のロジカルさからポテンシャルを見ます。
自分の軸を持って考えられる人だと良いですね!
Q.作品説明において、一番重要視していることはなんですか?
A.制作過程や、アウトプットの過程です。
工夫したポイントや、行き詰まったところ。
そういったエピソードから、その人の持つ考え方を捉えています。
Q.印象に残っている面接や就活生はいますか?
A.います!
自分の好きなものを全面に出した作品を作っている学生さんで、作品のインパクトも十分強かったのですが、それを上回るプレゼン力と熱量に圧倒されました。
プレゼンの内容は全て腑に落ちるもので、「本当にコレが好きなんだろうな」と思う内容でした。
プレゼンの内容はある程度考えると思いますが、正直に話すのが一番です!
Q.就活生に一言!
A.就活は自分を見つめ直す良い機会です。
大いに迷って悩んで結論を出して、自分を信じてやり抜いてください。
そうやって自分で見つけた選択肢の中にmedibaがあると嬉しいです。
さいごに
今回はデザイナー面接について深掘りしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
私にとって面接は遠い昔のような思い出になっていましたが、今回の記事執筆を通して過去を振り返る良い機会となりました。
人に作品を説明する機会はどこに行っても重要であり、求められる事です。
この記事を参考に、少しでもお力になれたら幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。あなたの「スキ」がmediba+編集部の励みになります!