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ITインフラ一筋、気づけば最古参。目指すは「価値ある人財育成」

「インフラ」とは、“下支えするもの”を意味し、日常生活では電気や道路、病院などを指します。IT領域では情報システムを支える基盤となる設備や施設を「ITインフラ」と呼び、企業活動において重要な役割を担うため適切な管理や整備が必要です。

そんな会社の根幹、medibaのITインフラを新卒入社からずっと支え続けてきたのが、クラウドオペレーターの土井 淳(どい じゅん)。現職種に就いたきっかけや今後の展望について語ってもらいました。

土井 淳 | Doi Jun
CO(クラウドオペレーター※)兼GL。
2017年mediba新卒入社。高専では情報工学科を専攻し、ネットワークの研究を行う。現在はテクノロジーセンター Eng5グループ 兼 Cloud Platform UNITに所属し、ラインマネジメントやクラウド周りの基盤整備を担当する。

※クラウドオペレーター:全社のコミュニケーションに関わる品質、生産性などのコスト効率を最適化し、medibaが提供するサービスの継続性を守るため、利用するクラウドに対して 性能、運用体制、契約、拡張性、セキュリティに責任をもつ。


砂山にトンネルを通すよう。ネットワークに魅了された幼少期

——現在はクラウドオペレーターとして活躍されていますが、もともとネットワーク周りへの興味があったのでしょうか。

自作するほどパソコン好きな父の影響で、幼い頃からコンピュータやネットワークに興味がありました。埃をかぶった父のワープロを引っ張り出して、分厚い説明書を読み込み、年賀状や表計算を作っていましたね。

自宅のネットワーク設定も好きで、進んでやっていました。ネットワークって不思議ですよね。繋ぐだけで遠くにいる人と簡単にやり取りができる。砂山にトンネルを通せたときのような嬉しさを感じていました。

いまの職種にぐっと近づいたきっかけは中学卒業後の進路選択。友達の誘いで受験した高専(情報工学科)に受かっちゃって。高専で得た知見が、medibaで最初の配属先であり現所属の前身、インフラストラクチャー部※への配属に繋がったので、あの進路選択はちょっとしたターニングポイントだったなと思います。

※インフラストラクチャー部
社内で使用するサービスや商用プロダクトの基盤管理に加え、コスト最適化や素早いサービス展開を目的とする部署。現在はやや形を変え「Cloud Platform UNIT」になっている。

自作ツールで8時間の作業を10分に短縮

——インフラストラクチャー部に配属後は、どんな変遷を経て現在の業務に就いたのでしょうか。

配属後は、アカウント管理やプロダクトのインフラ構築、運用など様々な業務を行いました。組織の名称や役割はその時々で変化しつつ、いまでは私が最古参に。その間、リーダーを担う機会にも恵まれました。

現在の業務は大きく分けてふたつです。ひとつ目は、Cloud Platform UNITで行うクラウド周りの基盤整備。例えば、 SaaSツールのコスト最適化やクラウドセキュリティ面のルール見直しをはじめとした技術的負債の解消などを行っています。

技術的負債の蓄積は、新卒からこの業務に携わる身として責任を感じており、運用体制含め根本的な見直しを考えています。

ふたつ目は、Eng 5グループのラインマネジメント。2022年からマネージャーに昇格し、クラウド、ラボ環境、開発ツールなどの管理をしながらメンバーの目標設定や評価も行っています。

——これまでの業務のなかでとくに印象深い業務を教えてください。

データセンターで物理的に保有・運用していたシステムをクラウドへ移すプロジェクトは心に残っています。自作ツールを使って通常8時間ほどかかる作業を10分程度で終わらせたんです。

私が担当したのは、メールマガジンなどに添付するURLデータの移行。それまでは数値計測するために、URLに対応したファイルリンクを発行・添付し、ページへ遷移する前にサーバに飛ばしログを残していました。その28万件あるファイルリンクを変換しクラウドに移すというものです。

移行にかかる時間は、ファイルをアップロードするだけで通常約8時間。作業に不具合等が発生した場合はリカバリーに時間がかかることになり、ユーザーやサービスの運用作業にも影響が出てしまいかねません。より早く確実に作業を終えるべく、適したツールの自作に踏み切りました。

自作ツールの制作・検証には1ヶ月ほどかかりましたが、その甲斐あって本番の作業は10分程度で終えることができました。障害もなくやり遂げることができ、とても大きなやりがいを感じましたね。

メンバーの将来に責任を。マネージャーとして模索する日々

——今後の展望を教えてください。

Eng 5グループのメンバーを社内でも市場でも価値ある人財にしたいと考えています。転職が当たり前の時代なので、他社でも通用するスキルを身につけておきたいですし、価値ある人が組織にいるとその周りにスキルの高い人が集まるといった効果もあると思います。

メンバーの将来に責任を持つ意味で、常に新しい挑戦の機会を作ることを心がけていますね。

ただ、いまは自分の力不足を痛感することが多くて。目標設定や評価、請求書の処理など、グループごとに最適解が異なる、または体系化されていないマネージャー業務に悪戦苦闘しています。他グループのマネージャーの経験を参考にしつつ、各々の異なるスタイルをカスタマイズして、Eng 5グループに合う形を模索しています。

おまけ! 土井のちょこっとメモ

ここまで読んでくださりありがとうございます!
最後にもっと土井について知ってもらうべく、さらに3つの質問をしてみました。

Q1:おすすめスポットはどこですか。
A:北海道陸別町の銀河の森天文台です。夜に行くと信じられないくらい沢山の星が見られるので鳥肌が立つと思います。

Q2:マイブームを教えてください。
A:360度カメラを購入したので無駄に撮りまくっています。

Q3:好きな食べ物を教えてください。
A:もちろんラーメン(とくに濃厚系)

 

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