Skip to content
mediba+

mediba+

メディーバをもっと知る

  • ホーム
  • ヒト
  • カイシャ
  • シゴト
  • ホカニモ

About Me

John Cena

Hello word I am dashy Guy

ホカニモ

【ホンレコ!】14冊目『読みたいことを、書けばいい。』

2020年12月22日2021年4月13日

mediba社員が実際に本を読んで得た“学び・気づき・感動”を、自分と同じく求めているであろう方たちへお届け。本のレコメンド、略して『ホンレコ!』。

14冊目のレコメンダーは、編集3グループの榊原。彼女が選んだ本は、編集者らしく「書くこと」について書かれた本。ハウツー本ではないと主張されたその本は、「書くこと」に関心がある人すべてに読んでほしい入門書でした。

本日のおすすめ図書

『読みたいことを、書けばいい。』
(著)田中泰延
ダイヤモンド社 (書籍ページはこちら)

こんなあなたに

  • 書くことが好きな人
  • 書くことが上手くなりたい人
  • 書くことが苦手になってしまった人

レコメンダー 

編集3グループ 榊原佳子

どんな本?

この本は「読まれる文章術!」とうたうようなハウツー本ではないと著者は断言しています。しかし、実際に読んでみると、文章を書く上で知っておきたい基礎知識や心構えについてしっかりと書かれています。そのうえで、ユーモアのある文章やジョークが散りばめられており、ためになるのにクスッとしながら読み進められる一冊です。

ここがポイント!

★読まれる文章術? そんなことよりも……

読み手など想定して書かなくていい。その文章を最初に読むのは、間違いなく自分だ。自分で読んでおもしろくなければ、書くこと自体が無駄になる。

まず著者は、読まれる文章を書こうと励むよりも、書くこと本来の楽しさと面倒くささを知ってもらいたいと述べています。

でもそれは「電通で24年間もコピーライターとしてキャリアを積み、人気連載ももっていたような経歴の人だから言えるんだ!」……と編集者の端くれである私は思ってしまいました。

というのも、私の悩みこそが「書くことのおもしろさ」にあるからです。現在、それを見失ってしまっているんですよね……。楽しさが消えたのに面倒くささはちゃんと残っている。本当に困ったものです。

しかし、著者が主張する「自分が読んでおもしろいと思うものを書け」というのは、どうやら書くことがおもしろいかどうかとは別物のようなのです。

★ 書く対象をおもしろいと思い、書いた文章をおもしろいと思え

その場限りの誠心誠意、短いけれど本気の恋

これは著者が電通時代に先輩から教えられた心構えです。

編集者・ライターは必ずしも書く対象について詳しいわけではありません。だから、まったく話したこともない、聞いたこともない人、全然知識のない物事について詳しく書くという場面も、ままあります。

ですから、インタビュー記事を書く場合は事前に取材相手のことをみっちり調べます。

事前に相手からヒアリングができたらよいのですが、できないケースは過去のインタビュー記事や執筆記事、著書があれば本も読むなど、相手が世間にアウトプットしたコンテンツの内容はすべて頭に入れた状態でインタビューに臨むようにするのです。

これだけ調べ続けていると、少なからず心に変化が現れてくるのではないでしょうか。話したこともない相手に対して、一方的ながら親しみが湧くかもしれません。これが著者のいう「本気の恋」なのではないでしょうか。

もともと縁もゆかりもなかった人や物事を自ら調べておもしろがる。そして、自分がおもしろいと思う文章を書く。おそらく私がおもしろいと思える文章が書けていないのは、「本気の恋」ができていないからなんだろうなと思います。

★ 文章で伝えたいこと×100=事前に調べるべき情報

ライターの仕事はまず『調べる』ことから始める。そして調べた9割を棄て、残った1割を書いた中の1割にやっと『著者はこう思う』と書く。

なるほど、やはり文章を書くためには膨大な量を調べないといけないということですね。

しかも、インターネット検索だけでなく、「一次資料に当たらなければ話にならない」と著者は述べています。紙媒体以外にも個人や法人に問い合わせをしたり、歴史資料館・博物館など施設に足を運んだりと、積極的に動かないと手に入らない情報もあります。

また著者は、聞きかじった単語の意味や重みを深く理解せずに使ってしまうことにも警鐘を鳴らしています。普段使っている単語を改めて見つめ直し、自分のなかで再定義するべきだそうです。それができなければ、その単語を使って他人に伝えることはできないと述べています。

意味を調べずに聞きかじった単語を使ってしまった私の失敗談があります。とあるテキストの執筆で、調べた記事にあった単語をなんとも思わず書きました。

その原稿の確認をした上司から「この単語の意味、僕は知らないんだけど知ってる?」と聞かれ、そのときの私は何も言えませんでした。

記事によく表記されているから、みんなが使っているからと自分もわかったつもりになって単語を使ってしまうのはありがちかもしれませんが、編集者として気をつけないといけませんね。

まとめ

私がこの本を選んだ最初の理由は、「感想記事をツイートしたら、著者の目にとまるかもしれない……!」と思いついたからです。完全な下心スタート。

しかし、読んでみると今の私にグサグサと刺さりました。読んでいても、これを書いていても、なぜか泣けてくるのです。泣けるエピソードなんて一切ないのに。

おそらく、文章を書く上での基礎知識や心構えを読んで、かつて教えられた初心を思い出したということと、著者がおもしろがりながらこの本を執筆している姿を想像してうらやましくなったからだと思います。

でも、そんなに著者がうらやましいなら私も「おもしろがれるようになるべき」では?

そう思えるようになったので、これからも精進していきたいと思います。

書くことが好きな人、上手くなりたい人、苦手だけれど挑戦してみたい人、私みたいに書くおもしろさを見失ってしまった人など、この本は書くことに関心のあるすべての人に読んでほしい入門書です。「書くこと本来の楽しさと面倒くささ」。あなたも見つめ直してみませんか?

************

medibaには、いろいろな考えを持った社員がたくさんいます。

medibaの環境に興味がある!一緒に働いてみたい!という方は ぜひ一度こちらを見にきてください。

mediba採用情報

Tags: ホンレコライター

投稿ナビゲーション

Previous: mediba「2030 Visionプロジェクト」遂に完結!
Next: 箱根駅伝、占い、ポイント還元キャンペーン! mediba運営サービスが提供する年末年始特別コンテンツを要チェック!【2020-2021】

関連記事

見えた!medibaのものづくりの未来 Lead Designerの重要性

mediba Creator × Engineer Blog更新しました

【江幡のことば】2021年の年頭あいさつより

最近の投稿

  • エンジニアにはどんな種類があるの?medibaエンジニア職種を紹介!
  • 社員の行動指針“Value”ってどんなもの?10名のエピソードから紐解く!
  • 購入総額100万円以上!? UIデザイナーが愛用する、オーダーメイドのベースとこだわりの機材たち【マイレコVol.9】
  • 【猫の日】2月22日は「にゃんにゃんにゃんデー」! 集まれmediba社員の猫たち part2
  • medibaを詠む。社内で川柳大会を実施しました!

タグ

#デジタルを贈ろう 8cafe au Webポータル auゲーム au占い Daily Habits mediba Designers SDGs UI UIデザイナー UIデザイン UX UXデザイナー UXデザイン Vision イベント インタビュー エンジニア オフィス テレワーク デザイナー データアナリスト バックオフィス ビジネス ホンレコ ワークショップ 人事 働き方 六一ランチ 六本木一丁目 内定式 採用 新卒 江幡 研修 社内イベント 社員インタビュー 社員紹介 社外インタビュー 福利厚生 移転 総務 編集者 考え方 趣味
  • medibaコーポレートサイト
  • seasorizeカンパニー

関連リンク

  • mediba Creator × Engineer Blog
  • seasorize ブログ
  • mediba編集部 note

© 2012 mediba inc.