【HAPPYの秘訣】デザイナーとお坊さん。二足のわらじで歩む新卒1年目

個性豊かなmediba社員の魅力をお伝えする企画「HAPPYの秘訣」。

今回は、2019年度新卒入社の加島 亮成(かしま りょうせい)。『au Webポータル』などのサービスでUIデザイナーとして活躍を始めた彼ですが、週末はまったく別の顔を持っています。

それは僧。いわゆるお坊さんとして経を読み、説法を解き、修行をしています。最近では実家の天台宗の寺院で副住職に就任したそう。

デザイナーとお坊さんという、まったく異なる肩書きを持つのはどんな感覚なのか。22歳ながらしっかりとした言葉で語ってくれました。

10歳からお坊さんを志していた

――この週末(10月1週目)は比叡山に行っていたとか?

加島 はい。比叡山延暦寺で4年に1度「法華大会広学竪義(ほっけだいえ・こうがくりゅうぎ)」という一人前の僧になるための最終試験のようなものが開かれるんですが、そちらに行ってきました。

――晴れて一人前に?

加島 そうですね。まだまだ勉強は必要ですが、優秀賞をいただいて一安心しています。

――おめでとうございます! 仕事の方はどうですか?入社して半年が経ちましたが。

加島 楽しんでやっています! まだ配属されて間もないので仕事量はそれほど多くはありませんが、UIデザイナーとして『au Webポータル』のバナー作成を担当しつつ、今は新卒採用サイトのコーディングにもチャレンジさせてもらっています。

――お坊さんがなぜIT業界に踏み込んだのかも気になりますが、その前になぜお坊さんになろうと思ったんですか?

加島 実家が天台宗のお寺なんです。ずっとそういう環境だったので、物心つくころには「将来は自分もお坊さんになるんだな」となんとなく思っていて、10歳になるころから志していました。

地元は埼玉なんですが、高校は滋賀にある比叡山高校に進学しました。地元を離れること、寮生活への不安などがあって進学前に少し反抗をしましたが(笑)。

――どんな寮生活だったんですか?

加島 朝は6時に起床、30分後に点呼と勤行(読経などのつとめ)、7時40分ごろから掃除をした後に朝食をしゃべらず音もたてずに食べて、8時すぎから登校。読経はみんなの前で一人代表として読む導師というのが輪番でまわってきて、それが難しいんですよ……。

慣れるまでは大変で、「ここを出ていきたい」という気持ちにもなりましたが、お坊さんになるという気持ちはブレずに持っていたので、途中からは辛かった生活にも慣れて楽しく高校生活を送って、卒業後は東京の仏教系の学部がある大学へ進学しました。

お坊さんだけで人生を終わらせたくなかった

――そこからどういう経緯があってIT業界に?

加島 お坊さん一本で勝負するという選択肢もあったんですが、それだけで人生を終わらせたくなかったんです。ある日新橋でみかけたスーツ姿のサラリーマンが僕の目にやたら格好よく映って、会社で働いてみたいと思ったんです。収入面の心配もあり、大学3年の3月にふとそんなことを考えたんです。

住職でもある父に相談したところ理解してくれたので、そこから就職活動を始めました。まず思い浮かんだのは学校の先生でした。祖父が小学校の校長を務めていたことや、収入面が安定していることなどが理由でしたが、お坊さんとの両立が難しそうだったので諦めました。

副住職を務める実家のお寺(本人撮影)

――そこで働き方の幅が広そうなIT業界へ?

加島 はい。昔からデジタルガジェットが好きでPCを自作していて関心がある業界でした。あと、比叡山で修行をしていた学生時代に、某IT企業の内定が決まった同期がいたんです。彼に話を聞くと両立できそうだと思えたので、IT業界に絞って就職活動を進め、逆求人の採用イベントでmedibaと出会って入社が決まりました。

――実際にmedibaの仕事とお坊さんとしての活動は両立できていますか?

加島 おかげさまで見通しは立ちそうです。例えばお通夜やお葬式に呼んでいただいたとすると、お通夜は夕方から、お葬式は午前中なので、裁量労働制や複業制度などの制度が整っているのは両立する上で大変ありがたいです。実際に適応される来年から、よりうまく両立できるように取り組んでいきたいです。

修行も仕事も「やらされている」のではない

――仏教の教えが仕事に役立つことってあります?

加島 仏教についてはまだ勉強の身ではありますが、修行の経験が活きることはよくあります。例えば、時間内に仕事を効率よく終わらせる、ということ。修行中は睡眠もままならないほど成さねばならないことがたくさんあります。だからいかに効率よく行動するかが大事になってきて、それが当たり前のものとして身につきました。

あとは、気持ちの面ですかね。修行は「やらされている」ものではなく、自ら「させてもらっている」ものなんです。1時間、2時間することになる正座も、痺れや痛みはあるので「やらされている」と思ってしまうと心が折れてしまいますが、自分の意思で「やっている」「させてもらっている」と思うと自然と辛くなくなります。

仕事も、どんな内容でも前向きに取り組むようにしています。今はUIデザイナーですが、コーディングなどエンジニアの領域にチャレンジさせてもらっていますし、これからデータ分析にも取り組む予定です。どれもすごく楽しみなんですよね!

――逆に、medibaでの仕事がお坊さんとしての活動にプラスに影響していると感じていることは?

加島 そこはこれからですが、Webを使って実家のお寺を盛り上げていきたいですね。ゆくゆくは自坊(自身が所属するお寺)を継ぐつもりで、先日副住職にもなりましたが、寺離れや檀家離れは現実としてある問題です。

この前の秋のお彼岸で、Webではないんですが何か試しにやってみようと思い、趣味で撮っている風景写真の展示をやってみたんです。それが思ったより好評で、例年より多くの人に足を運んでいただきました。

写真展の様子と、実際に展示した作品

加島 初めての取り組みだったんですが、結果が出たのがすごくうれしくて。Webで何かやれば、もっと大きな効果を出せると思うんですよね。それと、仕事とは別でお寺の管理システムの構築に一人で取り組んでみたりもしていて、新しいサービスをつくる準備をしています。 そのために今はデザインも開発も、どんな仕事にも前向きに取り組んで、力をつけていきたいです。

************
medibaには、生き生きと働いている社員がたくさんいます。

medibaの環境に興味がある!一緒に働いてみたい!という方は ぜひ一度こちらを見にきてください。
mediba採用情報

ヒトの最新記事