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日本人がミャンマーで働くということ

2019年3月12日2021年4月13日

medibaではどんな仕事ができるの?
外からは見えにくいですが、実は多種多様なmedibaのお仕事について、実際に社内で活躍・奮闘する社員を通じてご紹介します。

今回は、先日2年10カ月のミャンマー赴任から帰任したばかりの河面(こおも)に赴任のきっかけや、ミャンマーでの仕事、生活などについての話を聞きました。

走り続けた日々、プロジェクトの大きさに行き詰まりを感じた

――赴任のきっかけを教えてください

auコンシューマーサイトのリニューアルや、auスマートパスなど大きなプロジェクトを立て続けに担当して、全力で走り続けているような日々が5年ほど続いていたんです。やりがいはもちろんあったのですが、正直ガソリン切れを感じていました。

もう少し視野を広げて、別のことにチャレンジしたい、ひとつのことにじっくり向き合いたいという思いで、当時の社長に相談したんです。そうしたら、「全く別の環境でチャレンジしてみたら?」ということでミャンマー行きを打診してくれました。

――では、二つ返事で?

いえいえ、悩みました。ミャンマーでのミッションはポータルの立ち上げだったので、仕事の内容は分かる。でも、異国で同じことができるのかという不安がありました。それに、言葉(英語)や生活の面でも不安がありました。でも頭で考えていても何も解決しないと思い、取りあえず行ってみよう!と決断しました。

自分の存在意義を主張することの大切さ

――ミャンマーでの業務について教えてください。

ミャンマーではポータルの立ち上げとその運用に関わるチームのリーダーを担当しました。ミャンマー人6人、日本人1人という構成で、だいたい朝8時半から18時までの勤務です。

2016年3月にポータルを立ち上げ、立ち上げ後はコンテンツを拡充するために、外資の大企業や現地ローカルベンダ、パブリッシャーなどへ行き折衝する、連携に関わる開発を指揮するといったようなことが具体的な業務でした。折衝へは合計50~60社ほど伺いました。
メールや資料はすべて英語、一人でも外国人が混じっていたら会議も英語で行うので、最初は言葉に苦労しました。言いたいことが全然言えない、相手の言っていることが分からない。着任後帰任するまでずっと、帰宅後は英語の勉強をしていましたが、それでも言いたいことを流ちょうに伝えるのは最後まで難しかったです。

――文化の違いなどもありましたか?

そうですね、基本的には皆さん真面目でピュアな方ばかりなので、お願いしたことはやってくれるのですが、終わっていなくても時間になると帰ってしまったり、マイペースなところはありましたね…。でもそれにイライラしたり怒ったりしたところで何も解決しないので、ミャンマーに合わせた進め方を考えたりしました。また、着任当初は要件定義、ワイヤーフレーム、スケジュール管理、進捗管理なども存在しておらず、手戻りも多いうえ品質も低いものしかできなかったので、この工程概念を持ってもらうのにも苦労しました。

また、現地では自分も含めて外国人は「コンサルタント」として見られているので、周囲は私が何をできる人なのかを見極めてきます。なので、はっきりとしたコミュニケーションをとったり、自分は何ができるのかということを見せたりしないといけない。多種多様な民族が共存するミャンマーのビジネスシーンでは、自分の意思や存在を主張することがとても大切でした。

インフラ整備の遅れとデジタルの進歩の間にあるギャップ

――生活面で困ったことはありましたか?

それはもう、たくさん(笑)。まず上下水道がきちんと整備されていなくて、水道をひねると濁った水が出てきますし、天井からの水漏れ、トイレがあふれるなんてことも日常茶飯事でした。あと、衛生面の意識が全く違って、食事に行ってもカトラリーやお皿は一度拭いてからじゃないと安心できませんでした。医療水準も低いので、病院にかかるようなことがあると大変。現地で売られている薬も強いので、薬は四半期に一度日本に帰国したときにまとめて処方してもらっていました。

――でもその国でスマートフォン向けのポータルを立ち上げたんですよね?すごくギャップを感じます。

そうなんです。ミャンマーは2011年に軍事政権が終わり、その後アメリカによる経済制裁が解かれたことを機に外国の企業がたくさん入ってきて、外国からデジタルの波が一気に押し寄せました。例えば、モバイルの利用者はたった5年間に4%から90%に、SIMカードの価格は30万円(相当)から1,500円(相当)になりました。

一方で、現地の人による革新のスピードは遅く、水道のようなインフラの整備や、法制度の整備などが追いついていない状況です。現地の人々も一部の富裕層を除いてはまだまだ貧しく、大学を出なくてはいい企業に入社できない、貧しいと教育にお金をかけられない、というループから抜け出せていません。そのため、モバイルの普及率があがっても、日本のように通信が使い放題ではないので、基本的には通信を切っていて、必要なときに必要なだけを使用する(通信料を節約する)というようなスタイルです。

「自分は何をしにこの国へきたのか」をはっきり自覚しておくこと

――ミャンマー赴任から得たものって何ですか?

まず一つ目としては、柔軟になりましたね。いろいろな国の人がいて、価値観もスピード感も考え方も違う、日本にあった“暗黙の了解”が全くないので、「普通こうでしょ」っていうものがいい意味で破壊できたと思います。どんな人とでも仕事できる気がしています。

それから、やはり経験ですね。日本にいると何でも当たり前にあって、便利で恵まれているけれど、そうでない国に何がないか、何をもたらせばいいか、それを見てこられました。貴重な経験をできたことで視野が広がったと思っています。

――これからミャンマーやそのほかの途上国に赴任しようという方に、アドバイスをください。

一般に、外国では「日本人は勤勉だ」というのが常識としてあって、その勤勉さが尊敬されています。時間を守る、ミーティングのアジェンダを用意する、議事録をとるなど当たり前のことができないと、日本人に期待されているものを損なってしまいます。
それから、向こうでは「コンサルタント」という位置づけなので、自分が現地の人に何を教えてあげられるかを、自分ではっきりわかっていなくてはいけません。その意味ではある程度経験を積んで、「自分の強みはこれだ」「自分はこれをもたらすためにこの国に行くのだ」と自覚できるようになってから行くのがいいと思います。
そして、言いたいことははっきりと伝える。もしも英語が苦手だったとしても、伝えようとすることが大切で、伝えようというこちらの姿勢が見られれば、みんな理解しようとしてくれます。

ミャンマーはまさにこれからというところ。インフラが整備されたら、急速にものごとが発展していくと思います。日本人にはミャンマーの人々をHAPPYにできる技術や知識がある。わたしも引き続き、ミャンマーの方の暮らしをよくするための新しいビジネスを考えていきたいと思っています。

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Tags: ミャンマー働き方社外インタビュー

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