【ホンレコ!】12冊目『左ききのエレン』

mediba社員が実際に本を読んで得た“学び・気づき・感動”を、自分と同じく求めているであろう方たちへお届け。本のレコメンド、略して『ホンレコ!』。

今回は『ホンレコ!』初となる“漫画”の紹介となります。

12冊目のレコメンダーは、マーケティングやプロモーションを得意とする小林。バラエティに富んだ職歴を持ち、ものづくりにも熱い想いを持つ小林があえて選んだ漫画。それは、下手なビジネス書や啓発本以上に、仕事への熱意を想起させてくれる作品でした。

また、本記事では漫画紹介サイト『アル』の「使えるコマ」サービスを活用させていただきます。実験的な取り組みも含めた漫画の『ホンレコ!』をどうぞ御覧ください。

今日のおすすめ図書

『左ききのエレン』
(原作)かっぴー
(作画)nifuni
集英社ジャンプコミックス
http://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-881298-4

こんなあなたに

・クリエイティブ職に憧れを抱く人
・最近仕事がおもしろくない人
・天才になれなかったすべての人に

レコメンダー

5Gエンターテインメント 小林崇

どんな本?

Web発、ドラマ化や舞台化もされ、メディアミックスでも話題になった作品。広告/メディア業界に携わる人間はもちろん、「仕事」に携わるすべての大人の心をえぐるクリエイター群像劇。

ここがポイント!

★作り手を圧倒的熱量で描く

皆さん広告代理店やメディア関係の仕事と聞くとどんなイメージを抱きますか?

「煌びやか」「年収高そう」「おしゃれ」「モテそう」etc、大体こんなとこかな……。そのイメージって、今までフィクションで語られてきた広告業界のイメージそのままなんです。

これまで華やかさを演出する「設定」ではあっても「主役」として語られることはなかった作り手の世界をネタにして、作者は圧倒的熱量の「お仕事もの」を完成させました。

★心に火をつける名言

創作や仕事、人生に纏わる様々な名言が……、本当にいいんです。まずは『アル』の「使えるコマ」からいくつか紹介しますね。

「クソみたいな日にいいもん作るのがプロだ」

「照らす側の人生だってあるんだ」

「何かにならなきゃ… 退屈で…生きていけねえよ…」

この作品は天才側と凡人側を対比で描く群像劇です。天才たちの切れ味鋭いひと言もしびれますが、やはり凡人側の「朝倉光一」が苦しみもがくストーリーのなかで生まれるこれらの名言の印象が強いですね。どうです? 紹介したコマのセリフだけでも、とくにクリエイティブに関わっている人には刺さりませんか?

自分は読了後、「プロフェッショナル仕事の流儀」の良エピソードを観た後以上に明日の仕事へのやる気が湧いてきます!(笑)

★あらゆる点でエポックメイキングな作品

この作品、もともとはCAKESというサイトで掲載されていたWeb漫画でした。広告代理店出身の畑違いの作者が、Webで連載開始した重厚なストーリー漫画。それが話題を呼び、遂には漫画界のメインストリームである少年ジャンプ系列誌に連載(リメイク版)されているんです。

常道を逸脱しながらその世界の王道に乗っている凄さ、また時折掲載されるタイアップ案件(JINS、サントリー等)など新たな漫画の売り方に挑戦している事はマーケッター目線でも注目しています。

▲現実の広告の制作を描いたタイアップ漫画

まとめ

自分はもともと「お仕事もの」というジャンルに惹かれがちな人間ですが、『エレン』はここ最近の同ジャンルの作品の中ではとても良質な作品だと思っています。

作品自体の「面白さ」「熱さ」は疑いようがありませんが、マーケッターという自身の職能目線でも「どの様に共感を得るか?」「世の中へどう打ち出していくか?」といったマーケティングの一成功例としてとても興味深く読んでいます。

何はともあれ、まずは普遍的な仕事論や人生論を考える作品として読んでみて下さい。「どの登場人物やエピソードに共感を覚えるか?」を語り合うだけで3時間はお酒が呑める作品だと思いますよ。

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