実際どうなの??「立場」が違うと悩みも違うテレワーク事情【座談会】

medibaがテレワーク体制に移行してから約7カ月。劇的にワークスタイルが変わったことにより、公私にわたる意識変化も多いのではないでしょうか。今回は、mediba社員のテレワーク移行後の悩みや迷いを捉えるため、オンライン座談会を開きました。

一番多く挙げられたのは、やはりコミュニケーションに関係する課題。ただ、コミュニケーション一つをとっても、それぞれの立場によって悩みの種類は多種多様でした。

<参加メンバー>
 人事部長
 マネージャー(以下:Mgr)
 エンジニア
 執行役員
 総務社員
 新卒社員
 プロダクトオーナー(以下:PO)
 入社一か月目の中途社員(以下:中途社員)

職種によってこんなに違う、テレワークの浸透

――テレワークへ移行した当初、すぐに馴染めましたか?

PO 私はいろんな人と会話をしながら意思決定していくことが多いため、最初は戸惑いました。対話が業務の要でもあるので、テレワークになって気軽に会話できないことが最初は難しく感じましたね。ただ、時間が経つにつれてこのままじゃいけないと思い、徐々に慣れていきました。

執行役員 今までは直接話して一言でわかったようなことが、今は把握しにくくなりましたね。ほかにも、オフィスについて席を見渡したら、「あ、あの人は今月から新しく入ってきた社員だな」とかがわかって声をかけることができたのですが、今はそれができなかったりとか。そういった見えない部分によって自分が偏った認識をしているかもしれないという意識は常に持っています。

――確かに、直接話せないと大変ですよね。逆に、馴染めた方はいかがでしょう?

エンジニア 移行する前から、エンジニア同士ではテレワークに関係なくSlackでやりとりすることが多かったので、業務影響は少なかったですね。案件の仕様をディレクターやPOと調整していく時などは直接話せないことで少し苦労しましたが、オンラインミーティングを増やすなどして認識齟齬がないよう、会話を心がけていました。

※Slack…社内チャットツール

――エンジニアってオンラインでの会話が上手なイメージがあります。Slackなどテキスト中心のコミュニケーションで何か心がけていることはありますか?

エンジニア 内容をもう一度自分の言葉で聞きなおしたりして、認識が合っているか再確認するとかですね。文章だと感情を出しづらく怒っているように感じてしまうことがあるので、文章末尾に顔文字や記号をつけてリアクションをつけることをよくやっています。

あとは、説明と会話の文章を分けるために、説明時はメール風にし、会話時は話し言葉風にチャットしたりなど文章の書き方を使い分けるようにしています。

総務社員 うちのチームはテレワークを推進していく先駆けの部署だったこともあり、オンラインでのコミュニケーションは日頃からとりやすい関係にありました。なので、実はテレワーク後の方がコミュニケーションがとれているくらいなんですよ!

――素晴らしいですね!例えば、どんなことをされているんですか?

総務社員 毎日一時間ほど、雑談時間をとっています。もちろん、それぞれの業務状況もあるので自由参加にはしています。所定の時間を超えてもそのままオンラインで繋ぎながら仕事に入ることも多いんですよ。聞きたいことをすぐに確認できますし、物理的に離れていてもオンラインで繋げておくだけで一緒の空間で仕事をしているような気持ちにもなれます。

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現場業務の様子が見えづらい……マネージャー陣の悩みは?

――マネージャーのみなさんが感じている課題はありますか?

人事部長 今まで遅くまでオフィスに残っている社員がいたら業務がひっ迫している様子などが目に見えてわかるのでサポートしやすかったのですが、テレワークだと社員自身が声を発しないと、こちらから「大丈夫?」の一言をかけづらいので心配ですね。基本、業務についてはGLに任せているので、リアルではミーティング間の移動時間やエレベータ中の数分の会話などで状況を把握していたりしたのですが、今はそういう機会をとれていないことが課題です。

Mgr 私は仕事に入る前の空気作りとして、同じ職種のチームで月水金曜日の朝に全員が必ず声を出す「声だし」の時間と、金曜の夕方に一週間のことを吐き出す時間を作りました。オフィスに出社していたら、まずはみんなに「おはよう」と声をかけてから仕事に入るのに、テレワークだとなんとなく始まってしまいますよね。それに違和感があったので、とにかくメリハリやコミュニケーションをとることを目的として始めました。ただ、プロダクトの方はそれぞれ職種が違い、言葉の定義など詳細を確認しなければならないことも多いので、そういった面でオンラインになって齟齬が起きていないか心配です。

あと、人事部長が言うように、誰がひっ迫しているかとかが見えづらくなったので、力のいれどころが分かりづらくなりましたね。

業務を超えた社内コミュニケーションの希薄化

――部署やプロダクト外での社内コミュニケーションはとれていますか?

エンジニア プロダクト内の会話はできていますが、それ以外のチームや人とはほとんど話す機会がないですね。エンジニア同士では、Slackの個人チャンネルで積極的に会話をしに行ったりしているのですが。

PO プロダクトの中では密にコミュニケーションをとっていますが、外に出ると誰が何をやっているのかが全くわからないですね……。

――POはエンジニアのように横のつながりはありますか?

PO 知っている限りではないですね。確かに、POとしての悩み共有をしているところはあまりないかも……。今のところプロダクト内で仕事が回っているので、なくても問題はないのですが、あったら他のプロダクトがどうしているのかとかは聞いてみたいなとは思います。

――新しく入社されたみなさんは入社当初からテレワークという状況ですが、いかがでしょう?

新卒 部内の、いろんな人へ質問をする時間を設けてもらっていたおかげでわからないことは毎日潰しながら業務に入ることができ、テレワーク自体の悩みはそこまでないです。私は新卒入社で最初からテレワークだったということでより気にかけていただけていたのではないかと思います。ただ、最近は身近な人のみのコミュニケーションだけになってしまっているので、少し寂しい気持ちはありますね。

中途社員 私も入社してからテレワークで困ったことはあまりなく、スムーズにジョインできました。ただ、みんなが顔をあわせてひとつの場に集まる機会が難しいので会社としての盛り上がりやボトルネックが見えづらくなっている印象は感じますね。それはうちの会社だからというわけではなく、どこの会社も抱えているテレワークならではの課題なのかなとは思います。

テレワークがもたらしたプライベートへの影響は

――プライベートにおける変化や悩みってありましたか?

執行役員 家族との時間が増えましたね。中学生の娘がいるのですが、好きなアイドルの話を持ち掛けて無理矢理話かけてみたりとか(笑)。

ただ、前までは切りのいいところまで仕事をして、というのができたのですが、今は夕飯を家族と一緒に食べる機会が多くなり、平日仕事を遅くまでやらなくなりましたね。変わりに土日にちょっと仕事がはみ出すことが多くなりましたが。

人事部長 私は家にいることで逆にいつまでも仕事ができちゃっていますね。子供にお風呂を入れたらその日の育児当番終了って感じになってしまうので時間外は増えています。

PO プライベートの状況による周囲の変化を感じます。お子さんがいる家庭はテレワークになったことで「子供が○○しちゃって今仕事抜けます!」という発言もしやすくなり家庭と仕事を両立しやすくなったのではないかと思います。仕事をしながら家庭も気にかけやすくなったし、逆に仕事の大変さやお父さんお母さんが働いている様子が家族にわかってもらえるようになったことで、イキイキと仕事ができるようになった方が増えている感覚ですね。

――確かに、テレワークで家庭の状況が言いやすくなって社員同士も配慮しやすくなった面はありますよね。

PO 逆に、一人暮らしの方や生活の中心が仕事で夜の飲み会や仕事上のコミュニケーションも含めて、やりがいや楽しさを感じていた方は、それがしにくくなったことでだんだん仕事が楽しめなくなって、モチベーションが下がっている印象です。

解決策といっても、モヤモヤを内省して自覚するか、同世代で集まって会話するとかくらいなのかなと思うので、自分でも何かできないか考えていきたいです。

――職種やプライベートなど、立場によっていろんな悩みが挙げられましたね。みなさん、本日はありがとうございました。

同じ状況でも、立場によって悩みは異なるもの。

直接会うことができないテレワークでこそ、相手の状況や背景を考えたコミュニケ―ションが必要ですね。

そして、今回の座談会では、領域を超えたコミュニケーションの課題も浮上しました。これまで当たり前にオフィスの中で繰り広げられていた、”ちょっとした雑談”や”リアルに顔を見て話すこと”ができない今こそ、横や縦はもちろん職種を超えた新しい「社内コミュニケーション」を構築していく必要があるのかもしれません。

medibaではこれからも社員が働きやすい環境を作るため、テレワークの課題抽出や解決に尽力していきます。

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